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北風と太陽

昨日は雨がずっと降っていたが、今日はどんより曇り空、少し寒くて、雨が降るか降らないかといった天気であった。しかし午後3時ともなると、パァーッと急に雲の隙間から光が射してきた。突き刺すような陽射しが、街行く人々の上着を脱がす。北風と太陽の話が、目の前で繰り広げられていた。

仕事が終わり、料理研究家中村友香氏と、ピクニックのプロやまおまお氏、そして大地くんが、ファーマーズマーケットで会合を開いてるとのことで私もそちらへと向かう。ファーマーズマーケットは青山にある国連大学前でいつも行われている模様。料理で生きている彼女たちには馴染みがあるようだが、私はこの日初めて訪れた。青山ブックセンターにはよく行くのだが。まお氏と大地くんと会うのはこの日が初めてであったが、なんとなく前から知っているような気がした。初対面にも関わらずベラベラと喋りながら、コミューン2ndへと移動する。

コミューン246が名前を変えて、コミューン2ndとなったらしい。ここは中村友香氏の庭なので、通りすがる人ほとんど全てに挨拶していたように思う。駆けつけワインで暑さを凌ぐ。大地くんの奢りで前菜盛り合わせ、ありがとう。4人もいるとボトルなどあっという間に空いてしまうので、友香氏はジャンジャンワインを買ってくる。彼女も働いている店DOTE CAFEは美味しいのは当たり前で、それに加えて美人しか働いていないのでおすすめである。ガーリックシュリンプを私はいつも食べている。

今日の会合、実はただ飲んでるわけではなくて、6月にあるピクニックイベントの打ち合わせである。主催の2人は、当日の現場の下見からの流れで今ここにいる。ワイン2本目あたりで、やまお氏の熱いピクニック論が語られ、私はやまお氏のピクニック教にあっさり入信したのだった。カメラを担当致します。

彼女たちはよく話すが、それ以上によく行動する。私が見習うべきものをたくさん持っている。自分が脱皮する時、熱を持った人の近くに行くべきである。今日見たはずの北風と太陽の話は、私の物語であった。

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