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浅草橋、粋な高架下

浅草橋の高架下は魅力的な建物や壁が多い。これまでも何回か歩いて撮ったが、今回が一番よく撮れた。

カラーでも撮ったと思ったが、多分モノクロで撮った方がカッコいい。これはT3にトライX400。

上は総武線が通っていて、次の駅は秋葉原。浅草橋というか、馬喰町あたりというか。若者の多い街だと、私はすごく疲れてしまうので、こういうちょっとくたびれた、渋い雰囲気が私には丁度良い。知らず知らずにシャッターを切りまくっている。浅草橋は問屋街で、皮とか生地とか、あとは石がよく売られていて、私はいつも石を触りまくってる。占い師が使うような大きい水晶を一度見て、本当にあるんだなと感動。この前は、アコヤガイがごっそりワゴンで売られていて、小物入れやお刺身を盛る器としてどうぞ!と紙に書かれて添えられていた。おしゃれだと思って買うつもりで物色したが、良い形がなかったのでやめた。多分、なんの容れ物にもならず、アコヤガイとして家に居座ることだろうとも想像できた。

室外機とロッカーのオンパレード。ボコボコになって影もバラバラで良い。パイプの感じも多すぎず少なすぎず。バケツの配置も見事。居酒屋とかラーメン屋とかいろいろお店はある。だからちょっと汚い感じなのだが、モノクロだとよくわからない。もっとズタズタでもいいくらい。

私がここらを良いなあと思うのは、働いている人たちが、必要だからそこに置いてあったり、シャッターに字が書かれているだけで、こう見せようとか、こう思われたいという気持ちなど毛頭感じられないところが好きなのである。

お気に入りスポットなので、またちょいちょい撮りに来ようと思う。

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