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SILENT YARITORI

映画のピンポンが大好きで、スーパーカーのstorobolightsとyumegiwa last boyばかり聞き続けた夏があった。そして、今年もまた夏が来る。片瀬高校の夏は終わらない。江ノ電にはブスが乗っている。ペコはスコンクで負ける。スマイルにとってはただの暇つぶし。持ち駒じゃ勝てないからって、あいつらチャイナ雇ったんだよ。飛べねえ鳥もいるってこった。死がねえよ。もっと!裏!!!

大学生になって、大学の図書館にスーパーカーのHIGHVISIONというアルバムがあった。そのアルバムを借りて、初めてスーパーカーのその2曲以外を知った。気に入ったのはSILENT  YARITORIという最後の曲。

ストロボとか、ハイビジョンとか、写真的要素がちらつくなあ、と思って、silent yaritoriっていうのも、写真のこと?とか思っていた。そういう一連の流れがあって、そのCDを借りたことをやたらと覚えている。spotifyで久しぶりに聞いてる。

静かなコミュニケーション、今とあの時代を繋ぐ、これは、あの頃の私とのやりとりのような気もする。そして、未来の誰かのためのこの記録も、コミュニケーションのような。何にも関係ないようで、少しずつ繋がっていって、それがずっと続いていく。

映画とか写真とか見て、いいなあと思った世界の中に、私は今いるような気がする。

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