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僕が思う良い組織

今回は、僕が思う良い組織とはどんな組織かということについて書こうと思う。長々と書くのも得意ではないから端的に結論から言うと、「自分の重要感を得られる組織」だ。

ここでいう組織とは、どんな規模でも構わない。家族だってそうだし、職場の同じ課の中かもしれないし、会社全体をさすかもしれない。はたまた、1:1での友人関係にも応用できると思う。

よくマズローの欲求階層などと言われるように、人間は人からの承認を欲しがってる。「人の目なんて気にしない。人の承認なんていらない。自分がやりたいことをやる。」と思っていたことが僕にもあったけど、すぐにしんどくなった。世の中で一見すると他人に称賛されなくてもやっていけてる人たちも、多分どこかに承認してくれる人がいて、その人たちからの承認をお守りにやっていけているのだと思う。家族とか友人とか。

これは組織においても言えることで、自分を認めてくれる環境があるからこそつらい時に頑張れる。「自分がいなくてもこの組織は上手くいくんだろうな」と思うと、組織にいたくなくなるんだと思う。

僕がこれを特に感じた出来事があった。アイセック(僕が所属している団体)の中で、対照的な2つのチームがあった。一方のチームのリーダーはすごく優秀で、頭もよかった。彼がメンバーを引っ張ってチームを進めていくタイプだった。そしてもう一方のチームのリーダーはまわりに頼り支えてもらいながらなんとかチームを前に進めていくタイプだった。

一見すると、前者のチームの方がうまくいきそうな気がするが、意外にもメンバーが生き生きと活動しているのは後者だった。これはなぜなのかと僕なりに考察すると、後者の方がメンバーが重要感をもって活動できていたからだと思う。前者では「リーダーに任せとけばいいや。私はいなくても大丈夫だ」と思うのに比べ、後者では「私が頑張らないと。私はチームに貢献しているんだ」という思いをもってやれていたからだと思う。後者のリーダーが自分で意識していたか否かは分からないけど、彼女は自分の強みと弱みを生かして上手くマネジメントしていたように思う。

このように、組織においてメンバーが「自分はこの組織に必要だ」と思うことはとても大切なことのように思う。一方で、ここで1つ注意しないといけないことがある。それは、「組織の存在意義を理解させること」だ。

どんなに組織の中で重要感を得ていても、組織が成功してほしいと思わなければ、その組織にいたいとは思わない。「リーダーだけでは無理だから自分も頑張らないと」と思ったとしても、その先の組織の成功が見えなければ自分の労力を使ってでも頑張ろうとは思わないだろう。

以上のことから、いい組織とは、組織の存在意義と自分の重要感を得られる(与えられる)組織。いいリーダーとは組織の存在意義とメンバーの重要感を与えられる人。だと思う。


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