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同居人の貯金します詐欺を経て...

(前置き)
私はうつ病を患った友人と同居生活を送っているアラサーの会社員です。
友人との関係や日常について、「#日記」のタグで備忘録や頭の整理を目的にnoteを書いています。

明日の仕事への準備でしかない平日夜


友人に色々と転機がありまして、新しい職に就いてから2週間ほど経ちました。
雇用形態的には”先ずは契約から”ということらしいのですが、正社員と変わらない業務を求められているようで、ずっとぐったりしています。

友人を見ているとなんだか、社会人1年目の頃のことを思い出します。
私は、社内の部署間や人同士のパワー関係や、自分がどういう立ち位置なのかを常に探りながら、ビクビクして働いていました。
友人も期待というプレッシャーを受けて参っている様子です。

定時通りだとしても8時間労働ってきついよね。
そりゃ帰ったら、何にも出来なくなるよね。

でも労働に関しては友人にとって今が正念場のような気がします。
だからサポートできたらいいと思っています。
できることは少ないと思うけど、せめて邪魔になるようなことはないように気をつけないと。

お金は大事だよ


そして、とても大事なことで、
友人には貯金をすることを再度約束してもらいました。

これまでも二度、三度、引っ越しや転職のタイミングで、
具体的に継続可能な金額を提示して貯金を約束してもらってきましたが、
結局貯めたお金を使ってしまっていました。

過去にも何度か書いてきましたが、これまで私は、「お金の備えがあれば、何かあってもなんとかなる」と口すっぱく友人に伝えてきました。
友人が私と同棲することになったのも、うつが直接的な原因なのではなく、経済的に困窮したことが原因だったからです。

でも、この伝え方では友人の心には届きませんでした。
備えるべき将来について、そもそも前向きに考えていなかったからかもしれません。

そんな友人にとって、元恋人との出会いは転機でした。
「一緒に住もう」と言われたことをきっかけに、友人は初めて、
「今後の貯金計画について」自ら話しをしてくれました。

そしてその時、私は初めてこれまでの貯金の約束が守られていなかったことを知りました。
その時点で、少なくとも50~60万円は貯金があるはずでした。
また0からやり直しなのか…と思うと同時に気付きました。

友人にとって恋人は、”お金を貯めようと思える存在”なのだということに。

私が何度も口すっぱくお金の大切さや貯金の必要性を伝えても、
友人が何故貯金できなかったかというと、
友人にとって私は、貯金しようと思える大切な存在じゃなかったからです。
気付いた時は正直悲しかったけど、
今度の約束には、そのこと言葉にして伝えました。

「私はあなたのお金を貯めるモチベーションにはなれないの?」と。

すごいヒス構文ですね。
言い方は卑怯でずるいと思います。最低ですね。
でも、今回の伝え方は今までより効力があったみたいです。
押し黙って、よく考えてくれたみたいでした。

そうだそうだ、よく考えておくれ。
私たちのような人間にとってお金はそうそう簡単に貯まるものじゃない。
長年の苦痛と忍耐によってようやく得られるものなんだから。

お互いなんもわかってないけどまあOK


友人が、”私のためにもお金を貯める”という決意表明をしてから、
自分を奮い立たせるためなのか、なんなのか、

「《 私 》にいつか彼氏ができて、わたしにこの家を出ていってくれって言っても大丈夫なように、お金ちゃんと貯める!」

と言ってきます。

おいおい、なんもわかってないじゃあないか、君。 

私はね、いつだって出て行けるんだよ。
きっかけを「恋人」に見出すのはいつも友人自身の方で、私じゃない。
何ならね、夢ばっかり語るダメ男ばっかり捕まえてる友人を見ていて、
「恋人のためになにかしよう」っていう精神に対してヘイトが生まれてきてるんだよ。
恋人のあるなしや、誰に作用するかに関わず、「自分は自分自身のためにこうするんだ」って心を持つ方が自分で責任を取りやすいからいい、楽だ。
だから勝手に私の恋人想像すんな!ムカつくよ!

それに、もし私から同棲を解消する時としても、
「出て行ってくれ」なんて酷い頼み方はしない。
新しい物件を探すのも手伝うし、引っ越し費用が用意できなければ出す。
それ以外のお金も足りないというのなら、先に出て行ったとしても今の物件の家賃だけは払い続ける。

友人は、私に恋人ができたらどんな仕打ちを受けると思ってるんだか…。

全っっっっっっっ然、わかってない。
私も友人のことわかってない。

でも、お金貯めてくれるっていうんなら、それでいいよ。

何度でも「私のためにお金を貯める」って言っていいから。





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