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データベース統合格闘家。Collaboration Energizer 春は来たのか、来させるのか、なんて。ざくろ好き。

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昔ついた嘘と観劇日記 -- 第一回おとな公演 「踊れ!人生があるうちに。」

昔ついた嘘昔ついた嘘を思い出した。あれは、教育実習の一環で介護の体験をしていたときのことだ。あるおばあさんから「こんな汚い年寄りの世話をさせて申し訳ない」と言われたときに「歳を重ねた方はその方しか出せない美しさがあると思います」と答えたことだ。白状すると、100%気持ちがある言葉じゃなかった。おばあちゃんのその気持ちを軽くしたかったからとっさについた嘘だった。否、100%嘘じゃない。私は、そう思いたかった。今はそう思えないけど、そう思える自分でいたかったのだ。だからとっさに嘘

    • 普門館に行けなかった話

      中高と吹奏楽部でチューバを吹いていた。なぜチューバを選んだのかと言うと、人と争いたくなかったからだ。 吹奏楽部に所属すると、まず担当する楽器を決める必要がある。人気楽器の類はどうしても人と争う必要がある。私は争うのが嫌だった。今もあまり好きじゃない。チューバを選んだポジティブな理由を言えば、お腹に響く低音が好きだからであり、パートの先輩がきさくな良い人だったからだ。そんなこんなで争わないチューバを選んだ。 目論見通り、チューバは争わない楽器だった。白い音符をおおらかに追って

      • 外はある

        「#8月31日の夜に」このハッシュタグを見て、書かずにはいられなかった。 忘れもしない中学の頃の思い出。苦しくもがいていたあの日。 悩める10代のために、私には何ができるだろう?そう思ったときに、中学時代に書いた英語の暗唱大会の原稿が出てきた。もがきの中学最後にこれを全校生徒に発表する機会があった。中学生にしては、難しい訳になってしまったので、全校生徒に発表したあの日には、中学生には伝わらなかったであろう内容。翻訳前の日本語の原稿も出てきたので、載せてみる。あなたを助ける何