昔ついた嘘と観劇日記 -- 第一回おとな公演 「踊れ!人生があるうちに。」
昔ついた嘘昔ついた嘘を思い出した。あれは、教育実習の一環で介護の体験をしていたときのことだ。あるおばあさんから「こんな汚い年寄りの世話をさせて申し訳ない」と言われたときに「歳を重ねた方はその方しか出せない美しさがあると思います」と答えたことだ。白状すると、100%気持ちがある言葉じゃなかった。おばあちゃんのその気持ちを軽くしたかったからとっさについた嘘だった。否、100%嘘じゃない。私は、そう思いたかった。今はそう思えないけど、そう思える自分でいたかったのだ。だからとっさに嘘