【WANDS第5期】にわかファンが新生WANDSからStreaming Live への魅惑的招待を受けた話
こんにちは、邦ロック大好きシーメイトのまおです。突然ですが、WANDSという男性三人組のロックバンドをご存知でしょうか。今回は新生WANDSのオンラインライブを観た感想を伝えていきたいと思います。
私がWANDSを知ってから聴き始めるまで
私はWANDSが所属している音楽事務所・Beingのアーティスト達を『名探偵コナン』の主題歌で知りました。その中で特に好きだったのがZARDとGARNET CROWで、逆に男性アーティストには全く興味がありませんでした。
他のコナン関連動画をYouTubeで探しているうちに見つけたのがFIELD OF VIEW、DEEN、WANDSで、どのバンドも耳に残る曲が多く夢中になって聴いていました。その繰り返しの中でWANDSの再結成と新ボーカルのことをこのteaserで知りました。
1993年生まれの私はWANDSの全盛期をリアルタイムでは知らないどころか、WANDSメンバーの変遷も以前の2人のボーカルの違いもきちんと分かっていませんでした。正直第5期を知ってからきちんと調べ始めたので、私はいわゆる「にわかファン」です。そのような人間にも懐かしさを感じさせるくらいに上原大史さんは過去のWANDSを踏襲しているように見えました。
上杉昇さんと和久二郎さんが男性受けしそうな男前なのに対して、上原大史さんは女性が好きそうなイケメンだと思います。ただ、それよりは歌声や楽曲の中毒性に惹かれたことの方が大きいです。男性アーティストの曲を聴いたりCDやブルーレイを買ったりしたのは初めての経験でした。
WANDSのメンバー変遷
WANDSは1991年に結成し、解散・再結成を経て、2019年に新ボーカルを迎えて再始動をしました。
その経緯を分かりやすくTwitterでまとめている方がいらっしゃいましたのでこちらを見てみてください。
メンバーの変遷だけ書き出すとこうです。
つまり、上原大史さんは3代目のWANDSボーカルということになります。
Blu-ray鑑賞の感想
1. David Bowieのように
初めてフルバージョンを聴いたときに、WANDS第5期の曲で一番聴き応えがあると思いました。冒頭はアルバムのteaserで聴いていましたが、そこと次のメロディーとのつながりは正直言って予想外のものでした。
歌詞も失恋ソングと思いきや、もっと深い意味がありそうです。WANDSを継いだ上原さんのプレッシャーや覚悟とのダブルミーニングを思わせます。
終盤の低音域が続くメロディは上原さんの良い声を一番感じるのではないのでしょうか。上原さんの低音域は特に魅力的だと思います。
2. 真っ赤なLip
第5期の曲ではおそらく一番有名な曲で第5期の初ライブで公開されたデビュー曲になります。『名探偵コナン』のオープニングテーマといえばわかりやすいでしょうか?
この曲はテンポが速く音域が広いため、カラオケなどで歌うとかなり難しいと思います。また、色気の強い曲でもあるこの曲は上原さんの持ち味が出まくっている代表曲といっても過言ではありません。
3. Just a Lonely Boy [WANDS 第5期 ver.]
実は、上杉昇さん時代のWANDSで一番好きな曲ですが、曲名は「Jumpin’ Jack Boy」と迷うくらい似ています。
歌詞は「友達の彼女を好きになって奪い去りたい」というニュアンスですね。友達との関係も含めてちょっと危なげな雰囲気が漂っている曲ですが、上原さんはその辺りも再現されていると思います。
上原さんの歌声はきれいな恋愛より(これや次の曲のような)やや擦れた恋愛の方がハマっているような気がするのです…。※偏見込み
4. 賞味期限切れ I love you
ライブ音源で唯一YouTubeに公開された曲で、サビの後の「チェックで」のセリフに悶絶したファンが続出しました。CDとライブではセリフの言い方が大きく異なりますが、彼女に冷めてしまった男性の歌ですのでイメージはライブver.の方が近いです。
ちなみに私は「チェックで」も良いですが、ジャズ風味強めのアウトロが一番好きです!過去のWANDSにはあまりない雰囲気のアレンジでしょうか?これもライブver.はCDのものとはアレンジされているようです。
5. 時の扉 [WANDS 第5期 ver.]
冒頭のギターソロが堪能できる曲でもありますが、イントロを聴き入っていると体が動いてしまうくらいノリやすいです。上原さんも歌うのが楽しそうでした。
WANDSに珍しく女性にも歌いやすい高音域の曲でもあります。
6. もっと強く抱きしめたなら [WANDS 第5期 ver.]
この曲はとても爽やかなラブソングです。個人的には私はこのような恋愛をせずに大人になったので悲しいです。
第5期ver.も原曲とは別物ながら、当時の上杉さんのイメージも大事にしているのが伝わりました。
7. 世界中の誰よりきっと [WANDS 第5期 ver.]
中山美穂さんとのコラボで歌われた曲です。この曲で1992年の『第43回NHK紅白歌合戦』に出場したことがあるようです。(私の生まれる前ですね)
第5期のCDver.はWANDSの楽器勢のおふたりのほかにSARD UNDERGROUNDのボーカルなどたくさんの方々がコーラス隊として参加しており、壮大な世界観を思わせるアレンジになっています。ライブではコーラスが少しシンプルめでした。
8. 抱き寄せ 高まる 君の体温と共に
これも第5期の曲ですが、BSテレ東土曜ドラマ9「サイレント・ヴォイス season2」の主題歌になりました。ドラマの公式サイトには「『もっと強く抱きしめたなら』を彷彿とさせるラブソング」とありました。言われてみると似たような爽やかさです。
ライブでは楽器陣、特にキーボードの演奏の様子が普段とは違う角度で見られるのが個人的に嬉しいです!
9. 明日もし君が壊れても [WANDS 第5期 ver.]
ライブのセットリスト唯一の第3期の曲です。ボーカルは既出の上杉昇さんではなく和久二郎さんです。和久さんはハイトーンボイスが強みの印象があります。この曲の作詞は坂井泉水さん、作曲は大野愛果さんで私は一番最初にZARDver.で知りました。
第5期ver.での歌い方は第3期ver.を比較的踏襲していると思います。ライブの印象的にこの曲は上原さんの消耗が特に大きいように見えました。一曲歌うのにかなりの肺活量が必要そうでした。
10. アイリメンバーU
第5期の曲で唯一上原さんが作詞作曲の両方を担当している、アルバムの最終曲です。この曲のベースは上原さんの遠距離恋愛の思い出のようで、上原さんの思い入れも特に強いようです。
歌詞だけでも彼女との別れの様子がありありと分かりますが、歌を聴くとよりリアルに想像できます。私には同じような経験はないのですが切ない気持ちになります。
11. Secret Night ~It’s My Treat~ [WANDS 第5期 ver.]
この曲は特に音域が広く歌としての難易度が高いです。そして(上杉さんver.ももちろんですが)上原さんver.も聴いていて一番鳥肌が立った曲です。ライブならではのシャウトも痺れますが、サビ前の低音のメロディが原曲に劣らずハマっています!この曲でも上原さんの低音域は特に魅力的だと思います。(2回目)
この曲はTBS系『CDTVサタデー』2020年9月度エンディングテーマでした。
12. Burning Free
第5期のアルバム曲です。ファン歴が浅く昔の曲で似てる曲が分かりませんが、個人的に「The 第5期」という雰囲気を感じます。
T.M.Revolutionの西川貴教さんが半裸でタオルを振り回して歌ってそうな曲です。ギターの柴崎さんはT.M.R.の西川さんともバンド(abingdon boys school)をされていますのでつい連想をしてしまいます。
13. 星のない空の下で (メドレー)
先の『賞味期限〜』と同様にキーボードが比較的前面に出てくる曲ですので個人的に好きです。
ちなみに上杉昇さんの亡くなられたご友人に向けて作られた曲です。streaming liveで初めて聴いた曲ですが、今会えていない自分の友人に会いたくなりました。
14. 天使になんてなれなかった (メドレー)
サビで上原さんがくるっと回転したので驚きました。オリジナルの上杉さんもサビで回転してたので、その映像に影響を受けたのでしょう。上原さんとの相性の良さも感じたのですがメドレーの中では尺が一番短かったです。
15. Jumpin’ Jack Boy (メドレー)
カバー曲のライブ映像の中で一番歌い方が好きです!歌唱も比較的安定感を感じました。爽快感のある曲ですので上原さんも歌ってて楽しいように見えます。上杉さんver.もまたカッコイイ曲です!
16. 世界が終るまでは…
バスケットボール漫画『スラムダンク』の主題歌として有名で、WANDS第5期として披露してきた回数が一番多い曲です。また、「上杉昇さんと言えば」の曲のひとつでもあると思います。
上原さんがテレビで歌う際に苦戦していたのを見たことがありましたが、このライブver.は一番声が伸びていたように感じました。
17. 恋せよ乙女 <特典映像>
この曲は上杉昇さんがボーカルの時の曲ですが、当時のライブでは一度も演奏されていないようです。つまり今回がライブでの初披露でしたね!
当時に演奏しなかったのがもったいないくらいのカッコイイ曲です。
18. Brand New Love <特典映像>
この曲も第3期の時の曲で、ZARDの坂井泉水さん作詞です。「振り返るのはもうやめよう これから出会う誰かのために」という歌詞から失恋からの立ち直りをしようとしている曲のように読み取れました。
原曲の第3期ver.では冒頭に坂井泉水さんの音声がありますが、今回はありませんでした。また、キーボード以外のメンバーが異なると同じ曲でも曲の雰囲気が大きく変わると感じました。ちなみにこの曲もZARDver.があります。
19. Document Movie <特典映像>
メンバーの会場入りからライブ終了後の貴重映像です。音楽をやっていてコンサートやライブ経験がある方は「あるある」と思いながら見たのではないでしょうか。
この部分はあまりネタバレはしませんが、御三方の空気が柔らかくて良かったです。良い意味で上下関係があり過ぎないように見えました。柴崎さんと木村さんが優しいんですね。
ライブの時と普段のギャップが垣間見えるところも今のWANDSの魅力のように思います。
あとがき
時代とメンバーが変わっても活動を続けているWANDSの魅力が伝われば幸いです。私もいつかライブに行きたいですね!
(追記:キーボードの木村さんはゆっくり休んでください)
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