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脳梗塞1回目:入院記録(2020/9/5)

今更ながら、脳梗塞で入院した時の日記を晒してみようと思う。
私の病歴は以下のとおりだ。

2020年9月5日〜14日 :  右脳の一部脳梗塞、左半身麻痺→回復
2020年12月15日〜23日 :  脳幹梗塞(疑い)、口内痺れと左半身麻痺→回復

基本歩けなかったのでやることが無く、あまりにも暇でメモ書きしていた。
自分の今後がどうなるのか全くわからず、希望と絶望の繰り返しで、慰めのように綴った記録。
貴重な経験を忘れないように、また、今苦しんでる誰かの希望の一助となれれば幸いである。

以下、当時の日記です。


2020年9月5日 0:00就寝(中田あっちゃんの動画観て寝落ち)
1:50頃、ふと目が覚めて体調の異変に気づく

寝返りがうまく打てなくて息苦しい。時計を見ると夜中の2時前だ。
寝ぼけてるのかな?と思ったがやはり違和感がある。おかしい。

そうこうしているうちに、左手が動かないことに気づく。左足も動かない。ということは右脳に問題が?……とにかく救急車を呼ばなくては。

早く処置しないと後遺症残る可能性がある。
なんとかベッドから滑り落ちて、床で寝ていた相方を起こす。
話すことができたので、救急を呼ぶよう頼んだ。
発語できないような脳の損傷だったら、もう終わっていたかもしれない。
割と思考は冷静だったように思う。

そっか、脳梗塞か、救急車だな、と淡々とした感じだった。
ただ気道の奥が痺れたような感じで息苦しいのが恐ろしかった。
このまま麻痺が進めば息ができずに死ぬ?早く救急車が到着することを祈った。

2:00過ぎには救急に乗り込み、そして2:20頃病院に到着。
この頃は左半身がほぼ動かず、手を握ることも不可能だった。相当きてる。

MRIを撮ったり血圧測ったり色々してたようだが、意識ももうろうとしていたためあまり覚えていない。多分眠かったのもある。全然寝てないし。そして5:00頃長い検査を終えて相方は家に戻り、私は脳外科の入院病棟へ移ることになった。ずっと寝たきりのままでICUに運ばれた。
お医者さん看護師らスタッフは皆とても親切で優しかった。

今はコロナの関係で面会も週一で家族代表者1人15分(しかも平日13-17)だ。

左半身は全く動かない⇄回復を10-15分毎に繰り返していたが、不思議と絶望感はなかった。MRIで脳梗塞の箇所がよく特定できない、と先生が言っていたからだ。つまり、脳梗塞で良くある画像診断の白い箇所(脳細胞が死んだ箇所)が写っていないのだ。
多分私の脳細胞は、まだ頑張ってる。
ということは、一時的に血流が阻害され左半身が動かなかったとしても、血流が戻れば、完全に後遺症残さず回復できる可能性があるのだ。

正直はじめての入院は心細かった。
だが、絶対元通りに戻るぞ!と決心して、私の入院生活は始まった。

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