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2023年11月13日(月)

11月12日の夢。

寝る前に、音に出してで恒星の名前を呼ぶ。
自分の耳に恒星の名前の響きを聞かせて寝る。

今回は、特に興味がなかったのに、
なぜか寝る前にそれしか考えられなくなった恒星の名前を仕方なく呼んで寝た。

フェクダ、フェクダ、フェクダ。

私は旦那に東京に行きたいと告げる。
目的は初めからなかったのかもしれない。
どうしても東京に行きたいという気分だけは覚えている。
目的はなんだったかについては、忘れてしまっただけかもしれない。

場面が変わって、旅支度をした旦那が
いってきますと私にいう。
どこへいくの?と尋ねたら、
え?東京に行くんでしょ?と言って、
先に出かけてしまう。

私はよくわからずに、
そのまま急いで旅支度をして、
空港に向かう。

東京に行くということだけが頭にある。

急いで歩いていると、
空港の入り口で、
何かの本の著者だったか、
何かの舞台の演者だったか、
思い出せないが、
私が会いたかった人のような気がする、
赤いドレスの女性を見かける。

彼女がここにきたのなら、
私には東京に行く理由がないかもしれない。
とも思う。

それでも私は空港に入ろうとする。
目的はわからない。

すると、とても影響力のある
東京に住む友人、HKさんとばったり会う。
《あ、Mちゃんも行くの?楽しみだよね》
《じゃあ後でね》
とても楽しそうに彼女は私がきた道を行く。

東京に行く理由がますますなくなったな、と思いながら、私は空港に入る。

グレーの群衆がどんどん空港から出ていく。
知っている顔ぶれもいる。

旦那の姿を探す。
そういえば飛行機のチケットなど取っていない。
何時に飛行機があるのかも知らない。
東京に行く目的もない。
そして、旦那は東京に行くんだと思い込んでいたが、旦那は東京に行くとは言っていない。
どこにいったのか。
空港にすらきていないかもしれない。
子供のお迎えはどうするんだろう。
もし今私が東京に行ったら
どうなってしまうんだろうか。

私はいろいろな雑念に飲まれながら歩いている。
グレーの群衆はここで何をしているんだろう?

そもそも今私は旦那を探しているのかすら
わからないな。
ふと東京行きの飛行機の時間を調べようと
空港内の電光掲示板の表示を探した。

電光掲示板にはたくさんの文字が光っている。
しかしその文字が一つも読めない。
歪んでいるのか、はたまた別の言語だったからなのか、私には一つも意味がわからなかった。

私はきっと東京には行かないだろう。
ただ旦那を探そう。
私はまだ歩き続ける。

不思議と不安も恐怖もない。
意識もはっきりしている。
旦那が見つからないかもしれない。
東京には行かないだろう。
ここがどこなのかもわからない。
帰れるかどうかもわからない。
それなのにだ。
不思議と不安も恐怖もない。
意識もはっきりしている。

私は歩き続ける。

やがて空港内にも関わらず、
駅のホームが現れた。

電光掲示板の文字は、なんらかの記号のような、
見たこともない文字列で並んでいた。
グレーの群衆がそれぞれの行き先の電車から降りて、それぞれの行き先の電車に乗り込んでいった。

私には方向性がない。
しばらく見ていたが、
これだ!という電車は来なかったので、
駅のホームから出て、
空港をはじまで歩いてみることにした。

もう特に何もない。
何をしようとしているのか、
何が問題で何を解決しようとしているのか、
何が目的だったか、
そしてはじまでで歩こうとすることすら
どうでも良くなってしまった。

私は今眠っていて、
目を覚ましてしまえば、この夢は終わるのだ。

夢の中で私ははじめて止まった。

朝だった。
夢の中の空港はスペシャルスペースのフェクダだ。
夢の中で旦那にも会えなかった。
旦那がどこへいったのかも、帰ってきたのかどうかも、
私がなぜ東京に行こうと思ったのかも、
子供を誰が迎えにいったのかも、
友人が何を楽しみにしていたのかも、
全部お蔵入りだ。

目的も理由も意味も
問題もなければ解決することもない。
その中で自分がいかに
目的や理由や意味のために動き続けているのかがわかる夢だった。

そもそもそんなことは必要ないのだ。
時間も概念も何もかも無に返して
立ち止まって群衆や自分が縛られている
日常やルールから解放する。

フェクダはスペシャルスペース。
安心安全な場所を確保して瞑想をするスペースと言っていた人がいる。

私は歩き続けたが、
これはアリオト。
動的瞑想のこと。
私の土星はアリオトの足音を聞いている。
だから少し違和感があるけど、
夢から体験できたことはクリアにわかりやすい。

なるほど、瞑想にはいろいろな方法があるのだ。

※フェクダは北斗七星の四角形の左下。
アリオトは北斗七星の最初の3つの持ち手のうち3番目の星の名前です。

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