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今更観た名作その2

アドベントカレンダー
『今年観た映画2019』
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 12月6日
「今更観た名作その2」

『シャイン』
原題:SHINE

1995年オーストラリア制作

予告映像

どんな作品?

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シャイニングじゃなくてシャインです。

天才ピアニストのデイヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いた作品。
少年時代から天才だった彼ですが、歪んだ父の愛により精神が崩壊してしまい、
一時ピアノからも離されてしまいます。

その後もピアノを愛し続けるヘルフゴッドですが、
父親との関係から患った病と闘うことになります。

今回も公式サイトがなかったので、
allcinemaさんからの引用で紹介させていただきます。

デヴィッドは、音楽家になれなかった父親ピーターから英才教育を受けて育った。
父親の反対を押切って、ロンドンに留学したデヴィッド。
だが緊張と父親との対立から、彼は精神を病んでしまう……。

 実在の天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いた感動作。

作品に対する個人的感想

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おそらく、精神病院に入院してた期間は苦難の日々だっただろうに、
意外とそこはあまり深く描かれていません。
終始、ピアノと共にあるデイヴィッドを中心に構成されています。

この作品で使われている大半の音源がご本人のもので、終始耳が本当に幸せでした。

お父さんは所謂毒親だったのに、彼とのハグを見たら、
愛し方があまりに下手だったのかなと感じてしまいました。

その愛し方の歪みが彼に与えた影響は計り知れないけど、
彼もそれを理解してたのかな、と思うところが余計に苦しいです。
心から憎めた方が本当は楽なのにね…
でも彼自身をそう育てたのも親なわけで…苦しい…

その後、1時間トランポリンを飛び続けたデイヴィッドの屈託のない笑顔と身体から溢れる開放感にすぐに圧倒されてしまいました。
あまりに不純物がなくて、美しくて、眩しくて…苦しさを吹き飛ばします。

キャストに対する個人的感想

過去ピアノを弾いていた者としては、ピアノと一緒に音を奏でている様子を演技で表現しきった3人のデイヴィッド役は本当に素晴らしかったです。

特にジェフリー・ラッシュの早口演技はこれだけで観る価値あり。

この作品を観た精神科のお医者さん曰く、
専門医がみても確かに障がいがあること自体は明確にわかるのに、
プロの目線で分析しても誰もが一様に何の障がいかはわからないと口を揃えて言うそうです。
だからすごく不思議に感じるらしい。面白いですよね。

これぞ、
It's a mystery... It's a mystery.....

DVD購入したし、サブスクで頻繁にサントラも聴いてます。
今後繰り返し見る作品になりそうな予感です。


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知り合いの方はDVD貸しますのでお声がけください(笑)
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どこからかたどり着いてくださった方々がアドベントカレンダーに参加してくださっている…!

もともと、他の方の映画の話も聞きたいなーと思って始めたアドベントカレンダーであり、
わたしが1人でこんなに更新しまくるのは1週目だけにしようと思っているので、これから楽しみ…!!!

過去のブログでもOKです。
もし興味持ってくださった方がいたらぜひ!

『今年観た映画2019』

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