【アイナナ4部考察】12章とcrescent riseで考えるTRIGGERの今後(ネタバレ)
【アイナナ考察記事についてのお願い】
・「二次創作」としてお読みください。ストーリーの展開を保証するものではなく、公式やキャラクターを貶めようとするものではありません。
・アイナナに関するすべての情報を把握しているわけではありません。個人の妄想と願望を大いに含む、一解釈であることをご理解ください。
※当記事はMV一部公開時のものです。MVフルの考察記事はこちら↓
4部12章、まさに「生殺し」な感じであった。
REUNIONのイベントでTRIGGERの新曲「crescent rise」はプレイできるのだが、アイナナの新曲「ハツコイリズム」は題名のみの登場。このまま8月末まで無事に過ごせるかどうか自信がない。
さて、8月末まで生きられるように、今回投下された少ない燃料でTRIGGERについて考察していきたい。以下、もちろんネタバレしているのでご注意願いたい。
1.舞台「crescent rise」の現状
12章は冒頭からTRIGEERである。というか冒頭しかないというべきか。
三日月狼の稽古真っ最中。記者会見で主題歌である「crescent rise」を披露しつつキャスト発表、という段取りらしい。演出家の谷川さんがTRIGGERを絶賛しつつ、八乙女楽の暴走を牽制。そうよね、そこが一番心配よね。
「今のTRIGGERに足りないのは賞賛だけ」と言わしめるほど、この三人ががんばったんだとわかり、ウルッとくる場面である。
一番感動したのは、天が…あの天が!
「一晩で人格を変えて、挑発に耐えろなんて要求はしたくない」から、記者会見のメインを自分がやろうか?と提案してくるのである。いつのまにそんなデレデレに…!
…と思ったら、八乙女楽は相変わらずの八乙女楽で…
「八乙女楽のプライドより大事なものを守り抜くことこそが、八乙女楽のプライドだ」
だなんて、またこの男は、息をするように少年漫画の主人公みたいなことを言う…前回配信分でもそうだが、ここにきて八乙女楽の「リーダー」という肩書きが、とても注目されているのは重要だろう。絶対に二階堂大和と何かある、そうに違いないのだ。
2.crescent riseのMVと衣装
MVがほんのちょっとだけ公開された。
驚いたのは衣装だ。ものすごくシンプルである。もっとゴテゴテ軍服っぽいのでくるかと思っていたので、かなり驚いた。
ナナライに行かれた方は既知のことと思うが、襟元におそらく和柄が入って…いる。とはいえ衣装全体は洋装の要素が強い。
これ舞台ではどうなるんだろうか。演出の方針がまだわからないが、時代劇だった三日月狼を異世界(西洋風)に置き換える可能性は大いにある。そうすると、11月ごろ開催と思われる刀衆のイベにもリンクするし、やはり和洋融合の演出路線だろうかと思われる。
で、衣装で何が言いたいかというと、こんなにシンプルな衣装はデビュー曲とシクナイ以上ではないかということだ。
これまでの衣装を思い出してほしい。
時系列で言うと
①DIAMOND FUSION(デビュー曲)→しっかり目に着込んだ黒の軍服。装飾は多めの金縁どり。
②SECRET NIGHT→言わずと知れた例の衣装。①よりはシンプルであるものの、銀縁取りがされていて模様も大きい
③NATSU☆しようぜ!→ノーカウント
④Last Dimension~引き金をひくのは誰だ~→ミュージカル楽曲ということもあり、ベルト等の装飾が凝っている。②プラスαという感じ。
⑤Leopard Eyes→尻尾付き。はだけ演出は一部あるものの、基本的にこれまでよりも装飾多
⑥願いはShine On The Sea→三人のテーマカラーが幾何学模様的に入っている&裾もひらひらで装飾多。
⑦In the meantime→これははっきり衣装指定なかったような
⑧DAYBREAK INTERLUDE→MOP優勝時の衣装。ダンスがかなり激しいが、前後でモフモフコートも着ており、⑥と同様に装飾は多い。重そう。
(※Heavenly VisitorとDESTINYは時系列不明のため除外)
⑨crescent rise→全曲のなかで一番シンプル。黒ベストにブラウスが個人のテーマカラー(?でも楽はグレーではない)なだけ。ひらひらもほぼない。三日月アクセサリーが胸元に見えるものの、他の装飾はほぼ皆無。
ざっと確認しただけでもわかるのは、TRIGGERはデビューからどんどん衣装が豪華に、重く、装飾が多くなっていた。その流れが打ち止めになったのが⑧DAYBREAK INTERLUDEである。これが彼らの最後の大規模なメディア露出だったのだから当然といえば当然である。
そして今回の新曲「crescent rise」では、いわば「身一つ」のような衣装で歌唱している。これはTRIGGERの現状と決意の表れであるといっていいだろう。
3部の八乙女楽の台詞に、
「包装紙に傷が入っただけだ。俺たちの中身は何も変わっちゃいない。一級のものしか、ここには入れてねえよ」
というのがあったが、まさにそれを体現している衣装だといえよう。楽センター曲であるのがまた感慨深いではないか。
もちろん、舞台ではもう少し装飾が多いものを着ると思うが、MVのメイン部分がこの衣装であることに、大きな意味があると思うのである。
TRIGGERの真価を示す重要楽曲であることが、衣装からも見える「crescent rise」であった。
3.MVの舞台装置
これは目を凝らしてやっと確認したことなのであまり自信がないが、MVの舞台装置、「チェス盤」だった。
しかも、氷のようなチェスの駒が、時間とともにだんだん倒れていく。これは…三日月狼のストーリーにリンクしているのだろう。死地に赴く話だし。
ではTRIGGERの現状とはどう関わるのか。これがよくわからない。深読みしすぎかもしれないが、周囲が倒れていくなかで、何か踏ん張る?のか?
あるいは、チェス盤のような戦いの場からドロップしていたような彼らが、再びそこに戻ってくることの暗喩なのか。
あと錯覚かもしれないが、八乙女楽の髪が少し青みがかっている。これは役作りなんだろうが、なんとなく氷のイメージ?それだけ役に憑依する感じなのか……じゅるり。ブラウスの色もグレーではなく青だしなあ。
う〜ん?とりあえず全て中途半端にしか考察できない。後発の情報を待ちたい。
4.二階堂大和の問題
12章でもまたチラみせだけで終わってしまったが、ずっと匂わされている
八乙女楽vs二階堂大和の可能性…
三日月狼という最大の共通項があるのに、この二人、4部で一回も会話してない!
※この問題については別途下記記事で考察している
今回、三日月狼クラスタのケンネスさんが良い仕事をしてくれて、ようやく二階堂大和耳に、「三日月狼に関して何か動きがあるらしいぞ」という情報を吹き込んでくれた。二階堂大和も関心を示している。そして千葉父から何も聞いていないことも明らかになった。
おそらく大和が三日月狼=八乙女楽主演で舞台化、という情報を知るのは、ナギと新曲MVを収録し終わった後。リーダーとしての責任をなんとなく果たしたような気分になっているところに、この爆弾の情報が降ってくるわけである。
主演、リーダー、その上楽曲はセンター
大和は絶対にオーサムの時を思い出すはずなのだ。
グループ存続の危機に際して、彼もまた主演、リーダー、楽曲センターという役目を担い、それを果たした。ただし、その「主演」という地位は「大和自身が渇望した」ものではなかった。そこが楽との大きな違いだ。
これは思いの外、大和の在り方に衝撃をもたらすものだと思うのだ。
もちろん、相手が八乙女楽であるだけに余計。
ナギ問題がひと段落したあと、二階堂大和苦悩第二弾が始まる予感がしてならない。それは同時に、舞台の初日があけるまでの八乙女楽の苦悩でもある。リーダーとしてもがき、苦しむ二人が、軌を一にしながら距離を縮めていくのを、私は見たいのだ。これだけ焦らされたのだから、ものすごくアツい展開を期待したいのだ。
13章の配信は、8月末だろうか…また随分と長い。
一織三月問題もかなり気になるが、ひとまずTRIGGERについてだけ考察し、次回を待ちたいと思う。
長文にお付き合いいただきありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?