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爪痕を残そうとして爪死んだ

フットサルをした。
会社の先輩から、フットサルに誘ってもらえたのだ。
最近スポーツを全くしてなく、体が鈍り、体脂肪だけが増えていたので、とてもありがたかった。

せっかくやるのだから、フットサルの日に向けて、練習(体を整える)もした。
偉くないか?フットサルのための練習である。
努力(練習)は誰にも見せないでやるのが、いいのである。(ここで言ったら意味ない)
もっと恥ずかしいこと言うと、新しくフットサルシューズまで買った。楽しみにしすぎだろ。
そしてわかりやすいまでの形から入るタイプ
穴があったら入りたい。

練習して、わかった。
もう体はあの時のようには動かない。
スマブラでソニックを使っていたのが、現在はガノンドロフしか使えないような感覚である。

余談ではあるが、スマブラではアイクが好きだった。必殺は使わず、ほとんど通常打撃で攻めるのが、自分の戦闘スタイルである。
だから、ゼルダ、スネーク、ファルコンは嫌い。
わかるでしょ?
※Wiiのスマブラ

話を戻すが、とにかく体が重い。
前は懸垂も何回もできていたのが、現在は3回やっただけでもう上がらないのだ。
豚の丸焼きとはこのことである。
鉄棒にぶら下がったまま、上がらず、ただ落ちるのを待つ。
落ちるまでの間、心はすでに落ち込んでいた。
肉体はさておき、ボールを久しぶりに蹴るととても楽しい。やっぱり運動は素晴らしい。
定期的じゃなくても、体は動かすべきである。

フットサル当日
どうやら3時間フットサル会場を予約したらしい。
そんな動けるかい。
フットサルが始まるとやっぱり
「楽しい」と感じる。
ノンストレスだが、心が晴れるような感覚である。
そして感じる「太ったなぁ」
体力があからさまになくなっている。
楽しいと共に痩せることを心に誓う。

そしてその時は訪れる。
せっかくフットサルやるなら、先輩にいいとこ見せたい。
爪痕残してやらぁ
と、低い弾道で、味方にパスするために軸足に全体重をかける。
バカ理論だが、低くてスピードの速いボールはかっこいいのだ。
軸足は今まで体験したことない重さを感じる。
やがてその衝撃は足の爪先に集中する。
あかーん。

やな感じというのはすぐわかった。
爪が悲鳴をあげている。
ピキッと割れるのではない。
じわじわと爪が死ぬのだ。
爪の中で内出血がおき、黒くなるのだ。

フットサルの次の日
全身の筋肉痛に加え、歩く度に痛みを感じる。
フットサルは傷痕を残したのだった。

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