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外国人労働許可取得のためのロシア語の試験を受けました。

Всем привет!
皆さんこんにちは!まおちかchannelのまおです。

9月に入りましたね〜✨
日本ではまだまだ暑い日々が続いていますでしょうか。

ロシアは例年、この時期は少し肌寒くなってくる頃ですが、今年はまだ夏のような気温で、毎日過ごしやすいです。(夏といっても20℃くらいです)

バレエ団の方はやっと昨日今シーズン最初の公演があり、日常が戻ってきた感覚があります。

やっぱり舞台に立つことができるって最高ですね!
こっちに戻ってきてしばらく舞台がない期間が続き、廃人のようになっていたので…😅

昨日は水を得た魚のように、張り切って踊ってしまいました(笑)

さて、話は変わるのですが、8月末ごろに、バレエ団の人事部の方から、いきなりこんなことを言われました。

「あなたのディプロマが認可されなかったから、ロシア語の試験を受けてちょうだい」

ん??いきなりなんの話??と思った方もいらっしゃると思いますので、順番に説明させてください。

まず、外国人がロシアで働くためには、ロシア語とロシアの歴史・法律の知識があることを示す証明書の提出が義務付けられいます。(昔は必要ありませんでしたが、2014年に行われた法律の改正により必要になりました)

この証明書を発行するために、ロシア語、ロシアの歴史、法律に関する試験を受けなければならないという話なのですが…

基本的にロシアのバレエ学校のディプロマ(卒業証書)を持っている外国人は、最終試験でロシア語の国家試験を受けているので、別途でこの試験を受ける必要はありません。

ではワガノワに留学していたはずの私はなぜ?というと、実は私は、ロシアのバレエ学校のディプロマを持っていません。

というのも、有名な話ではありますが、ワガノワバレエアカデミーは留学生にディプロマは出しておらず、何年通おうとも「修了証書」しかもらえません。(他の学校は基本的に4年間通えば、ディプロマが出ます)

ディプロマの話は詳しく書くとすごく長くなってしまうので、過去のYouTubeの動画を観ていただきたいのですが、とにかく、この修了証書では労働許可は取れないため、ワガノワに留学していた外国人たちは基本的に、みんな別途でこの今回私が受けた試験を受けなければならないのです。

しかし、私は、ロシアで働いたこの8年間、一度もこの試験を受けたことはありませんでした。

聞いたところによると、国家試験ではないとはいえ、一応私たちもバレエ学校でロシアの試験(期末テストのようなもの)は受けているので、それで免除されていたとかなんとか…

よく分からないのですが、ロシアって本当にこの辺適当なので😂

そんなこんなで、これまでラッキーなことに試験をパスできていた私ですが、謎に今回は認可されなかったそうで、初めてこの試験を受けることになりました。

この試験、ロシアで働く外国人界隈でもかなり謎が多いと話題になることがあり、私自身も受験してみて驚いたことがたくさんあったので、今回は記録としてこちらに残しておきます。

正直今回の記事は、専門的な話になるので、ロシアと関わりのない方からしたらつまらないと感じるかもしれませんが、ロシアで働くのって大変なんだ〜と思いながら読んでいただけると幸いです。

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