黒のコンバースにデニムは最強。(あのシーンが超好き)
君のアパートは今はもうない
だけど僕は夢から覚めちゃいない
一人きりさ
窓の外は朝だよ
壊れた季節の中で
「わたしは最悪。」
原題は「THE WORST PERSON IN THE WORLD」
すごいタイトル!
どんな極悪人の話しかと思うやん。
最悪の一部始終をご紹介しますね。
ユリヤ(30歳)
けっこうすぐに男と寝ます。
けっこうすぐにやりたい事が(学校も仕事も)変わります。
けっこう自分探し長めに(脇役じゃなくて主役の人生を送りたい!)やってます。
恋人いますよ。いい感じの年上のイケメン。
いい感じに若いお兄さんに出会ってしまってんけど、いや、これ、浮気じゃない。浮気じゃない。
…浮気!!!
まぁでも行き詰まったらすぐ別れるんで。
酒も煙草もクスリもやらせてもろてます。
…ユリヤ!
最悪(最高)だ〜!🥳
ほんまに最悪やけど、全然最悪じゃない。
あの時も、この瞬間も、自分なりに真剣に決めてきた。
もっと良い人生になるはずだって、
もっと素敵な自分になれるって、信じて。
運命だったとしても、
それを「運命」だと決めたのは自分。
捨てたのも自分。
そんな人生、最高やん。
大切にしてくれた人も、大切にしてきたコトも全部なくなって、全てが終わった後に残るもの。
何もなくて、誰もいなくて、「わたしは最悪」って思ったとしても、「君は最高だ」って言ってくれる人がいたから、最悪な人生を生きていける。
自分の人生を肯定しようね!
も、もちろんだけど、
隣にいる人の人生を肯定しようよ。
の方が強く残る。
ユリヤの恋人、アクセルがそうしてくれたように。
アクセル、めちゃかっこいい!めちゃ情けない!めちゃ好き!
北欧の白夜の映像がすごくすごくすごく綺麗。
音楽もすごくすごくすごーく素敵。
大きく深呼吸して、お腹の中のモヤモヤを吐き出して、吐き出したもの見て「うわ、最悪!」って笑えるような、そんな人生も良いのでは。