趣味は何のためにやるの?

趣味は自分が楽しむためのものです。

終わり



ちょっと待ったぁ!

趣味って本当にそれだけのためにやるのでしょうか。

言い方を変えましょう。楽しめればいいと思えば、本当に楽しめるのでしょうか。

僕はそうは思いません。これを説明するために、まず趣味とその対になる仕事の違いについてまとめます。

趣味は自分の好きなこと、暇があったらやってしまうこと、楽しいこと。根本の原理では自分のためにやることです。

一方仕事は、「社会に自分の役割を提供するもの。人の役に立つことをすること」(1 そしてそれは他人のためだけにやるのはもちろん、それと同時に自分のためでもあるものと考えます。仕事をする側にも充実感やお金などを得ることができるためです。

両者にはこのような違いがある一方で、その境界は曖昧であると言えます。

例えば、趣味でピアノを弾いていたとします。そのピアノがうまくなっていき、いつしか友人にピアノを教えてくれと言われるようになったとき、その人は自分のためだけではなく友人のために行動します。そしてもっとピアノの腕を上げていけば、ピアノを弾いてお金を稼げるようになることだってありえます。そうなった時、果たしてそれは趣味と言えるのでしょうか。

とまぁこんな感じで、仕事と趣味、2つは大きく重なり合っているといえます。

明らかに違う部分といえば、仕事でお金を稼ぐことはあっても、趣味はお金を稼ぐためにやるものではないというぐらいじゃないでしょうか。

つまり言いたいのは、趣味と仕事は似通ったものであるから、趣味をやるうえでも、仕事で充実感を得るテクニックが使えるのではないか、ということです。

こんな話があります。「好きなことを仕事にしていた人ほど、『本当はこの仕事が好きではないのかもしれない……』や『本当はこの仕事向いてないのかもしれない……』との疑念にとりつかれてモチベーションが大きく上下するようになります。結果として、安定したスキルは身につかず、離職率も上がってしまうのです」(2)

好きだからやるというよりも、続けていったら好きになっていくことの方が大きいようです。

このことは趣味にもいえるのではないでしょうか。いくら好きなことでも、大変な時があったり、他のことに興味が移ることなんてことは人間ならば絶対起こることです。そんなとき、趣味のことをただ自分が楽しむためのものと捉えていたらどうなるのでしょうか。あぁ、やっぱり楽しくないからこの趣味は続ける意味がないなって感じてしまわないでしょうか。

楽しくない時だって我慢してやりなさいってことを言いたいんじゃありません。ただ、趣味をやる意義を他のことに見いだしても良いのではないかと思う訳です。

例えば、自分はこの趣味をやることでいろんな発見ができるからやるんだ、とか、友達と仲良くなるためにやるんだ、とか、あいつに勝ちたいからだとか、そんな価値観があった方が趣味って楽しくできるんじゃないかと思います。

続けていくうちに楽しくなっていき情熱も持てるという主張は無視できない事実だと思います。

言いたいことは終わりです。僕自身この考え方で趣味が楽しくなったという訳ではないのですが、趣味は楽しむもの、考えていてうまくいかなったために本を読んで導き出した答えがこれというわけです。この考えで今年度自分がどうなるか楽しみです(*^_^*)


参考

(1)コーチ山本敦志ブログ「趣味、職業、ファイナンスはわけるもの」 2017/3/7 www.yamamotoatsushi.jp/60003022/archives/721

↑勝手に、参考になりましたm(__)m

(2)本「科学的な適職」鈴木裕著 2019/12/21出版 046ページから引用


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