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微力

きっと、わたしはいま、激動の時代を生きている。まさか、この時代で戦争がはじまる瞬間を目撃するとはおもわなかった。 

コロナ禍というだけでも、後世からすれば教科書に載るような出来事なのだろうと、おもっていたのに。


わたしにできることを──。

そんなこと、たかが知れている。わたしにできることなんて。わかっているけれど、ニュースで現地の様子を知るたび、同じ時間を生きている人達の悲痛な叫びを見るたび、聞くたび、少しでも力になれることはないか──そうおもった。

そして、やっと見つけたのがポイント募金。本当に少額だし、微力すぎて、いたたまれないけれど。


──募金のページをスクロールしていくうちに、募金といっても、いろいろな団体があることに気づく。そしてそれぞれに、その募金を立ち上げた人がいて、活動をしている人がいて、すでに寄付した人達がいる。

“よし、微力ながら【寄付】を押そう”

わたしのこのちりが、いつか山となって、役に立てていますように。

真緒

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