家具家電レンタルで一人暮らし部屋を彩った話

転職を機に一人暮らしをすることを決意した私は、初めての不動産契約・インフラ契約を終えてついに部屋の鍵を手に入れた。何もない新居に感慨を覚えつつも、次はここに生活空間を構築する段階に移る。

とかく必要なのは家具家電。特に冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を揃えなければいけない。最初は買うつもりだったが、母の助言によりレンタルも視野に入れて調べ始める。家具家電レンタル社は色々あるが、ここでは「かしてどっとこむ」を参考にした。

家電レンタルは最長2年。中古と新品から選べる。中古でも2年借りる時の値段は市販されているものと大差ないので、2年以上使うのであれば買ったほうが手元に残るので得ではないか。そう考えたくなるが、それ以外の面ではレンタルに分があるように感じた。

まず、2年以上同じ場所に住むかわからない。もしかしたら再転職するかもしれないし、同棲したり結婚したりして引っ越すかもしれない。その時に、いちいち家電をあっちこっち運ぶのは大きな手間。そもそも必要なくなるかもしれない。そのタイミングで処分するくらいなら、最初からレンタルにしておけば返却するだけでいい。環境が変化した後に、再度借り直せばいい。もちろん、2年経って状況が変わらなければ再レンタル代が取られる分、購入するより割高だが、状況変化に対する保険と割り切れば大したことはない。

さらに、レンタルにすることで設置まで業者にお願いできる。家電をそれぞれバラバラに購入して自分で1つずつ設置するより、一括でレンタルして配置をしてもらったほうが手っ取り早い。さらに故障した際もこちらに過失がなければ交換してくれるのでリスク軽減になる。

一方、購入する場合のメリットは完全に自分のモノに出来ることと、ヨドバシのポイントが貯まること。だが前者は裏を返せば「所有物が増える」ということでもあり、次の引っ越しの時に余計な荷物が増えることになる。ミニマリスト的な生活を求める身としては、なるべく所有物を減らしておきたい。

というわけで、冷蔵庫、電子レンジ、オーブントースター、それらを載せる台、食器棚、タンス、テレビ台、室内用選択物干し竿、ローテーブル、掃除機、などなど合計14万円分相当をレンタルで済ませる。運び込みから設置までしてくれるため、こちらは指示するだけ。1時間とかからずに配置は完了した。しばらく使っているが、中古とはいえせいぜい表面にちょっとした傷や凹みがあるくらいで、性能は申し分ない。十二分に使える。

ラグや座布団など細かな家具や雑貨は別途買い揃え、ようやく一人暮らしの環境が整った。

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