見出し画像

1️⃣日本語教育能力検定試験の勉強方法がわからないあなたに

みなさん、こんにちは!Mayonです。
2年間挑戦して合格した日本語教育能力検定試験について書いていこうと思います。

【 日本語教育能力検定試験の合格記事の連載予定 】
1⃣試験の学習計画表や使用教材 
2⃣過去問の解き方 + 試験の分野別の勉強方法
3️⃣聴解対策
4️⃣記述式問題・歴史の勉強方法
5️⃣時事問題対策

今回の記事の主な内容は1⃣勉強の計画表や使用教材についてです。
個人的な記録のような内容になっていますので、参考程度にお読みください。


1.学習計画表を立てることの大切さ

①3か月で合格できるの?

個人的な意見になりますが、私は無理だと思いました。これは私の学習能力を考えた結果です。なぜ、3か月では無理だと思ったのか…。
・勉強するのが久しぶりで不安だったこと
・自分が日本語や語学の専門家、英語などの講師ではないこと
・仕事や家事で毎日忙しかったこと
・余裕を持って勉強したかった
・自分は要領があまりよくない

…などなど、他にも途中で病気などして勉強できない期間ができるかもと予測できない事態が起こるかもと思ったからです。
語学の専門家や講師の方でしたら、効率的な勉強の仕方がわかっており、言語知識が豊富なので短期間で合格するかもしれません。自分には自信がなかったので、安全策で挑戦していこうと思いました。

②おおざっぱな学習計画表を作成の仕方

合格するには最低半年以上必要!!
それには学習計画表を作ったほうが見通ししやすいです。変更しやすくするため、ざっくりで作成していきましょう。細かく設定しないのがポイントです。
下の画像は例で作成してみました。今は2月なのでそこから想定してみると…。

学習計画表例

(1)単語暗記
   すぐに単語帳を購入して用語を暗記!!繰り返して完璧に覚える
      最重要なので一番最初に取り組むこと・試験までずっと復習
(2)YouTube視聴
   毎日隙間時間にYouTubeを視聴(家事やお風呂タイム、通勤時間など)
      時間が経つと忘れるので、何度も視聴・重要なので一番最初に取り組むこと
(3)過去問
   過去問は最低4年間分解く(できたら6年間分)
   →過去問ノート・苦手分野ノート作成
(4)読書
   各分野の参考書を読んで日本語教育の全体をつかむ
   →5月までに終わらせること
(5)聴解問題
   4月から1か月に試験Ⅱ・1年分を解いて分析ノート作成する
(6)記述式対策
   6月ぐらいから記述式の本を読んでから、テーマを選んで書いていく
(7)直前対策
   試験1か月前から行うこと
   →作成した過去問ノート・苦手分野ノートで復習
    隙間時間に単語帳やYouTubeで復習
    毎日試験Ⅱ(聴解)を解く ※特に問題1の高低アクセント
(8)時事問題
   1か月に1テーマ調べてみたほうがいいが、私は他の分野の勉強で忙しかったのでできませんでした。7月ぐらいから時事問題を少しずつ手をつけていきました。

2.使用した教材まとめ

※私が個人的に使用した参考書なので、参考程度にお読みください。

①YouTubeで効率よく学習して日本語教育全体を把握するべき

私が養成講座を修了したときはYouTubeで勉強することなんてなかったので、大変助かりました!そのときも試験の勉強していました。参考書を読んだりしていましたが、中々理解するのに時間がかかりました。しかも、参考書を読んでいるだけだから、覚えられないし効率悪いし…結構大変でしたね。YouTubeだと耳から覚えるので、読んだり見たりするよりも記憶が定着して覚えやすいです。

去年、大変お世話になった日本語教育系のYouTuberの方々です。
本当にありがとうございました!!!感謝の気持ちでいっぱいです。

1)ももこ先生

フリーランスの歌手・合唱指導をしている方で、ももこ先生の聴解問題の解き方は本当にわかりやすくて、視聴している間ずっと目から鱗状態。聴解が苦手な方は絶対にみてください!!他の分野では、ももこ先生の分野ごとの説明は丁寧で全体像をつかみやすかったです。ももこ先生の声は安心感があります。勉強でイライラするしたときも、ももこ先生の声を聞くと、気持ちが落ち着きました。「もっといろいろ知りたい!」という気持ちになって学習意欲が高まりました。

2)大根先生

用語の細かい説明は非常にわかりやすく、勉強したくない時も大根先生の話を聞いているとモチベーションが上がりました。問題練習の中には過去問と似ている問題が出てくるので「こんな風に解けばいいんだ!」と過去問の解き方を効率よく学習しました。お風呂や家事など隙間時間に大根隊長の一問一答のメリハリある動画でアウトプットして楽しく復習!資格の勉強をしていると1人なので孤独になりやすいこともありますが、大根隊長の元気な声を聞いていると、まったく寂しくなかったです!むしろ元気になりました。大根隊長最高です!

②参考書はさっと読んで、過去問のときに調べて使おう!

参考書の読書は全体像を何となくつかむことはできますが、情報量が多すぎて覚えられません。日本語だけではなく言語教育や心理学など幅広すぎます!!しかも、時間がたつと忘れてしまいます…。試験1回目受験のときは参考書ばかり読んで、単語暗記や過去問に手を付けるのに遅くなった苦い思い出があります。

1)単語帳2冊


・図表でスッキリわかる 合格キーワード1400 日本語教育能力検定試験
  泉均さん

まずは教授法・文法・心理学の単語を先に覚えました。ほかの分野は過去問で調べるとでてきくるので、そのときに覚えました。1か月前にも苦手な所を何度も復習。緑のマーカーペンで引いて赤の下敷きで覚えました。ただ単に主要な部分だけではなく、大事そうな所を細かくペンで引いて何度も暗記。

言語と教育
言語と教育
言語と心理

関連している用語も一緒に覚えました。
下の写真のように赤い枠線で囲っているところがあります。そこはその用語と関連しているので、まとめて覚えることで流れをつかみやすくなりました。
同じところを行ったり来たりするので、めんどくさいですが何度も見るので記憶に定着しやすくなりました。


・(新編)一問一答による日本語教育能力検定試験 全重要語チェック集
  北村弘明さん

泉さんの単語帳が終わったら、この一問一答で確認しました。これも時間がなくて全部はできませんでしたが、教授法や文法、心理学を中心に復習。泉さんの単語帳とはまた異なる視点で復習できたのがよかったです。各分野のポイント整理もわかりやすくまとめてあって、特に教授法の全体像をつかむのに最適でした。最後の問題は結構難しめで自分の解き方を見直すのによかったです。


2)参考書

これらの参考書は早めにさっと読んで、あとは過去問を勉強するときに使って覚えました。苦手な所は何度もまちがえるので、その度に参考書で確認しました。

・ベーシック日本語教育 佐々木泰子さん

日本語教育の基礎知識を勉強するのにいいです。大学でも教科書として使われています。量が多いので、何となくの理解でいいと思ったので、さくっと読み進めました。


・考えて・解いて・学ぶ 日本語教育の文法 原沢伊都夫さん

非常にわかりやすく丁寧な説明で文法説明がしてあるので、すごく助かりました!!!最後のおまけページは覚えたほうがいいです!中学校で勉強した学校文法や自他のページなど試験で出題されそうなものが盛りだくさんです。


・日本語教育に生かす第2言語習得研究 迫田久美子さん

誤用分析研究や中間言語研究など試験でも出題されているので、第二言語習得について理解するのによかったです。これもさっと読んで、過去問のときに使用して覚えました。  


・日本語の音声入門 解説と演習 猪塚元さん・猪塚恵美子さん

過去に試験で出題された調音器官や声帯の動き、日本語にはない音声記号などが載ってあるので、この本は本当に持っていて損はないです!難しい所もありますが、さっと読んで過去問勉強のときに調べて使いました。


3)他の参考書

過去問を勉強していると、必要になってきたので購入しました。


・新しい国語表記ハンドブック

過去問には敬語や現代仮名遣いなどが出題される時があるので、これがあると便利です。※最新版を確認して購入してください。


・改訂版 日本語教育能力検定試験に合格するための記事式問題40 アルク

記述式の勉強のときに大変お世話になりました。記述式はまた別の記事で紹介します。

参考書のほかに過去問解説サイトにも大変お世話になりました。過去問解説サイトについては別の記事で書いていきます

次は試験分野の勉強方法についての記事を紹介します。

3.応援メッセージ送信

質問や感想、リクエストなど送ってくださると今後の活動の励みになります!

また、不具合やミスがありましたらこちらのフォームに送ってくださると大変助かります。お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
Googleのメールアドレスを登録するとできるようになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?