ある小説を読んだ。今から十年以上前に発刊された小説であったが、時の経過がもたらす不自然さはあまりにも感じさせられなかった。それが心地よかった。 物語は、新歓コンパから始まり、そこに居合わせた男女5人の学生生活を描いた、眩しく儚いものであった。 五人のうちの西嶋という癖者熱男が、四人の日常を掻き回し、めんどくさい事柄が頻発する。しかし、その煩わしさの中に「人生の大切な経験と学び」が絶えず降り注ぐ。 西嶋の異端ぶりに、序盤の四人は怪訝さしか持っていなかったが次第に慣れ、仲間
大学に好きな教授がいる。耳の垂れたおじい教授である。僕のおじよりお爺である。 そんなお爺に法学を教わっている。教授に教えていると言う自覚があるかはわからないが、僕は教わっているつもりである。 なぜ教えている自覚があるかどうかわからないのかというと、講義中の声量が独り言レベルで小さいためである。しかし、声量を加味してもフリートークが抜群に面白いため僕は好きなのである。 ある夜、ラーメン屋に一人で行くと私より先になんとなく見たことのある、おじいさんが一人で座っていた。そこそ
未来は明るいんでしょうか、「未来」って漢字の形だけで判断するならば「明るい」感じがします。 2ちゃんねる創設者のひろゆきさんなら「それってあなたの感想ですよね」と鋭い剃り込みを入れられそうですが、勝手な主観で進行します。 ポエマーみたいな命題を突として掲げたのかというと、あと2年で学生生活が終焉を迎えてしまうからです。 おそらくこの記事を読んでいただいて下さる方々は、社会人であることを想定しているので、僕にとっては有識者にあたります。経験に基づく助言をいただければ僕の人