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お見通し~

2023年12月25日(月)
入院56日目

あー、メリークリスマスってやつですね〜。
楽しんでます?(笑)
ぼっちだから、その話題やめてって方もいらっしゃるかと〜。
我も一緒でっせ〜(笑)
あ、夜勤の看護師さんが居ました(笑) ぼっちじゃありませーん(笑)
家族がいるからぼっちじゃないよ〜っていう、FFさんもいましたねえ〜。
『物は考えよう』、と言いますが、考えようの『よう』の部分が、自分のキャパの中に含まれていないと、その考えは、その人には通用しません。
自分もかつては、通用しない人でした。
世界中で1番とまでいかなくても、自分と世の中の大半の人と比べると、不幸で惨めな人間だと思ってましたから。
今はそうは思いませんが。
ニートで骨折入院で、まあまあ病気持ってて、発作起きたら止めるしかなくって、家帰っても寝るとこないぐらいの勢いだけど、全然不幸だとは思ってないし、1人モンだけど家族はいるし、今はぼっちだからと、身が切られるような寂しさや切なさもなく、むしろ、ぼっちはぼっちで快適と思えるようになったから。
なんか、敬語(笑) ひとりごと語に戻ーす(笑)
そこへ到達するまでには色々あったけど(笑)

今日から、いよいよ、いつものリハビリに加えて、新たなリハビリが入る。
作業療法士さんのリハビリだ。この先生方は日常生活の動き、例えば、洗濯物を干す時の動作や、洗い物の時の動作、お風呂に入る、などの、日常生活において、我々が、なんの気にもせずしている動作の訓練をするスペシャリスト。この先生方が介入される時期になると、退院は近いってことなんかな? ちょっと知識不足(汗笑)
今までやってきた、筋トレ含む、筋肉や筋力等の身体の基本的な動きを訓練して下さるのが理学療法士の先生方。
『リハビリ』と、いうと、この2つの総称らしい。

入院からずっとこれまで、1番、時間を共にしてきたリハビリのセンセ。
我のセンセは、本当に人間観察が鋭くって、我の性質を早い時期に見抜いてた。確かに、一緒に居る時間が長いので、両者の距離は短くはなるが、リハビリでの患者さんの身体の動かし方で、ある程度、その人の性質がわかってしまうようだ。
自分が言われたのは、松葉杖の練習のための平行棒訓練で、前へ前へ突進していくらしく、センセに指摘された。
「まぬさんは、直ぐに前へ前へ行こうとする。」
と、言われた時に、ふっと思い出したのが、自分の普段の行動や思い。全てがツッコミ気味。どんどん前へ進もうとする。
それでどれだけ失敗したかわからない。失敗していることにも気付かず、がむしゃらに前に進んでいたので、気付いた頃には、とんでもないことになっていて、どこが間違っていたのかもわからない状態を、人生において何度も繰り返していた。
これを気付かせてくれたのが、リハビリセンセの言葉。

その後はちゃんと、我の性格を上手に考慮して、リハビリの内容の向上をしてくれていた。
もうひとつ、大きかったのが、力が入り過ぎていること。
力を入れなくてもいいところまにで、力が入る。
ここの力を抜いてと言われても抜けない。抜き方がわからないんだよ。
センセは、何度も何度も
「ここ、ここ〜」
と、言いながら、トントンっと、その部分を優しく叩いて示してくれる。
センセに何度も指摘されるながら、
「ちょっと待って、これでいい?」
と、確認することで、力の抜く感覚を意識できるようになってきた。
そこで気付いたのが、普段の自分の性質も『力』が入ってるってこと。
直ぐに、『なければならない』につなげてしまうのも、力が入っているから。逆に返せば、力を入れないと、やることができないってことだ。力をもって、自分の身体も人生も、他人さえも支配しようとする性質が滲み出てるな(汗)
ひとつひとつの行動や、身体の動きの癖は、その人の性質そのものなのかも知れない。

ひとつの動作ができると、センセは褒めてくれる。
けど、その後に、
「出来るからと言って、早くやろうとしないでくださいよ。まぬさんは前へ前へ行きたがるから。」
と、必ず釘を刺してくれる。
自分のより、自分のことを知っているこの人に、隠し事はできないな(笑)

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