醤油屋の息子は一度は家業が嫌いになる?!
「うちの息子が来年就職なんだけど、話を聞きに行かせていいかい?」と、富山県の畑醸造さんからの電話。「えぇ、もちろんです」。早速、息子さんから連絡がきて来週会うことになりました。最近、若い世代と会う機会が増えました。
自分が醤油の世界に飛び込んだのは15年前で、業界の集まりではいつも最年少。当時、よく耳にしたのは、家業=醤油屋であることが嫌だったという話でした。「思春期の初めてのデートの時、洋服すべてが醤油のにおいなんだよ…笑」「田舎から出たくて大学進学したんだ」とか、自虐的なエピソードがたくさん。
その後、故郷を離れる→家業の価値を再発見→戻ってくるというのがパターン。そのため、醤油屋の息子は一度は家業が嫌いになるという仮説を立てていました。ところが、です。最近の息子世代は「子供のころからいずれは継ぐつもりで…」「親の背中を見ていましたから」と、ちょっと様子が違ってきています。
同業者も仲良しに。
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