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失敗しないマンション投資

はじめに

マンション投資は、一度成功すれば安定した収益を生み出す魅力的な資産運用の一つです。しかし、その道のりには数々の落とし穴が待ち受けています。特に、投資初心者が陥りやすい「新築マンション投資」の罠や、物件選びの際に見落としがちなポイントには注意が必要です。

本記事では、私自身の経験と知識をもとに、マンション投資で成功するための秘訣を3つの章に分けて詳しく解説します。新築マンションのリスク、中古マンションの魅力、賃料引き上げによる物件価値の向上、そして修繕積立金や物件管理の重要性について、具体的な事例を交えてお伝えします。これからマンション投資を始めようと考えている方、すでに投資を行っている方にとって、実践的かつ役立つ内容をお届けします。

では、まず「新築マンション投資の罠と中古マンションの魅力」について見ていきましょう。

第1章: 新築マンション投資の罠と中古マンションの魅力

マンション投資を始める際、多くの人がまず考えるのは「新築マンション」です。新しい建物、最新の設備、そして良好な立地条件などが投資対象として非常に魅力的に映ります。しかし、実際に投資を行う際には、これらの魅力が思わぬリスクとなることがあるのです。その大きな落とし穴は、低い利回りです。

新築マンションは、物件自体の価値が高く設定されていることが多く、そのため初期費用が非常に高額になります。これに対して、賃料収入は相場に基づいて設定されるため、初期投資額に対して得られるリターンが少なくなり、結果として利回りが低くなりがちです。たとえば、数千万円の初期投資をしても、毎月得られる賃料収入が思ったほどではなく、投資の効果が薄いと感じることが多いのです。

さらに、新築マンションにはもう一つのリスクがあります。それは、物件の価値が早期に下落する可能性があるということです。新築時には高い価格で売り出されますが、数年が経過すると市場価値が低下し、賃料もそれに伴って下がることがあります。このような状況に陥ると、売却時の価格が購入時よりも低くなる可能性が高まり、資産価値が減少してしまいます。

そこで私が強くお勧めするのは、中古マンションへの投資です。中古マンションは、新築に比べて物件価格が安く設定されているため、同じ賃料収入を得る場合でも、初期投資額が少なく済むため、利回りが高くなる傾向があります。また、中古マンションは市場での評価が安定しており、価格の変動リスクが新築に比べて低いのが特徴です。

中古マンションを選ぶ際に特に注目すべきは、以下の3つのポイントです。

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