四則演算で分析してみた その11 流行分析~映画の興行収入予測「スラムダンク編」其の2~
時は師走。実際にお坊さんが走っているのを見たというTwitterの書き込みも見つかるシーズンだ。今年やり残したことがないか振り返っているとやはり見つかった。映画「THE FIRST SLAM DUNK」の興行収入を予測する企画の続きが未執筆のままだったのだ。
ということで、今回の記事が今年最後の投稿になるが、前回の続きで映画「THE FIRST SLAM DUNK」の興行収入を予測していきたい。
本題に入る前に少し復習を。前回は料理の下ごしらえとして、映画「ONE PIECE FILM RED」の伸び率の推移を分析した。今回はいよいよこの伸び率を「THE FIRST SLAM DUNK」に乗じてみる。
それでは早速予測してみよう。
次の図は「THE FIRST SLAM DUNK」の公開2日間の興行収入と動員数に、「ONE PIECE FILM RED」の伸び率を乗じたものだ。※1
おおよそ、累積興行収入と累積動員数の予測は次のとおりとなった。
累積興行収入:106億円
累積動員数 :720万人
これが本当にそうなるかは、公開から約4カ月後の4月上旬の数字を見る他ないのだが、参考までに、「ONE PIECE FILM RED」の公開121日間の実績値と比較してみよう。
「ONE PIECE FILM RED」の公開121日間の実績は、
累積興行収入:約186億円
累積動員数:約1344万人
らしい。※2
興行収入は約80億、動員数は約600万人の差で、なんとスラムダンクの敗北。。。ワンピースには及ばないようだ。ワンピースが現役バリバリで、しかも、現在ジャンプ連載中の内容が超絶おもしろいのだから仕方ない。スラムダンクは面白いとはいえ過去に連載していたマンガなので、悔しいがこの差分は致し方ないのかもしれない。
続いて、筆者らの予測と実数にどの程度乖離があるのかを見てみよう。
公開23日までの数字になるが、まずは動員数。
ふむ。結構外れている。恥ずかしい。
続いて興行収入。
当然の乖離。動員数があれだけ外れているのだから、興行収入もこの程度外れて当然だ。
スラムダンクファンとして、自分たちの見立てが外れたことに多少悔しい気持ちはあるが、これらの乖離から言えることは、「ONE PIECE FILM RED」の異常さではなかろうか。「THE FIRST SLAM DUNK」も相当前評判が高かったが、それでも「ONE PIECE FILM RED」を超えられていないのだ。国民的マンガおそるべし。
でも「THE FIRST SLAM DUNK」の公開終了はまだまだ先。そう、結果はまだ出ていないんです。
「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」
という声も聞こえてくるし、これからのスラムダンクファンの映画館来館回数によっては、「THE FIRST SLAM DUNK」が「ONE PIECE FILM RED」を超える日が来るかもしれませんね。
以上
※1 「THE FIRST SLAM DUNK」の興行収入と動員数は、映画「スラムダンク」興行収入推移と観客動員数まとめ | トレンドビデオ (trendvideo.info)のサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
※2 前回に続き、ワンピースフィルムレッドの興行収入と動員数推移(グラフ付き) | ワンちく。 (onepiece-unchiku.com)のサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
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