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プロジェクトマネージメント特性比較

アジャイル型とウォーターフォール型を比較してみた

 この気論真分の一人は、ながーくシステム開発を仕事にしてきている者である。その間、200以上のシステム開発をプロダクトマネージャーという肩書で行ってきた。

 ふと疑問に思う事がある。何が何でもアジャイルが良いのかな?ってことである。

 こんな疑問は既に、Mitra が、A QUANTITATIVE EXAMINATION OF CRITICAL SUCCESS FACTORS COMPARING AGILE AND WATERFALL PROJECT MANAGEMENT で、議論している。

 以下のような切り分けがあるとこの論文では言われている。

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 これらは、2013年当時に開発者へのアンケートを基に書かれていて、印象論、経験論と言う反論が言われている実態がある。

 で、ちょっと真剣に以下の点を調査してみた。

アジャイル型は、ウォーターフォール型よりも優れている?

• 開発規模や、産業など開発の種類による?
• 継続的に変更するからアジャイルで?
• チームや、レベルに拠ったりする?
• ゴールや要件を決められない、時代は変わるからアジャイルで?

こんなことを言っているサイトを見るが、はたしてどうなんだろうか。

 こんな順番で、それぞれ調査をしてみようと思う。

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実際の開発データによる回帰分析

 まず、大きな視点として、実際の開発データを使って、アジャイル型とウォーターフォール型の全体比較を行い、さらに回帰分析を行って、開発属性ごとの特性を検証してみる。

シミュレーションによる分析

 さらに、「実際の開発データによる回帰分析」では、一回ごとの開発による特性を見たが、ここでは、フォーカスを絞って、開発をある組織が継続的に行った場合にアジャイル型とウォーターフォール型で、どのような結果が出るか、また、チームのレベルを変数として変えた場合にどのようなことが起きるかを検証してみる。

実験による観察

 最後に、さらに視点を目の前開発現場に絞って、開発を模擬したゲームを行っていただき、観察することでアジャイル型とウォーターフォール型の比較と、ゴールや要件を変えるとプロジェクトがどのようになるかを検証してみる。

 それぞれ学術論文として調査をしてみたが、ここでは、結果とポイントだけ分かりやすく次回から説明してみようと思う。

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