卒園式を迎えられなかった息子へ

今日、息子を義理の実家へ送り出した

実は一昨年の年末も、義理の実家に息子を預かってもらったのだが、それはわたしの体調不良（前庭神経炎での入院）によるものだった。

今回義理の実家に息子を預ける理由は、今世間を騒がせているウィルスの影響で、息子の通う幼稚園が年度末まで臨時休園となったためだ。

本来なら自分が休みを取り息子と二人家で過ごせればいいのだが、それも事情が重なり、できなかった。

しかし、「いまこうして息子が存在する」という事実と幸せと、自分のできることを考えて考えて、夫の申し出……「うちの実家に預けるか」という案に乗った。

わたしは、仕事を頑張る。できることをする。

卒園式に、みんなで集まれない園児たち

年長の息子は、3月で卒園。
通っていた幼稚園の卒園式は、一応、実施はされるようだ。でも、個別対応。
一緒に過ごしたクラスメイトとは、会えない。こんなことになるなんて、想像もしなかったわ。

北海道の息子たちの世代は、試練を与えられたのか。
一年半前の北海道地震による何日かに及ぶ断水と停電。その時はちょうど夫が出張で不在。母であるわたしとふたりきり、友人の助けもあって、なんとかしのいだ。

そして今回の感染症による休園。

わたしにとっての普通や平穏な幼児期は、息子にとっては「普通」じゃなくなった。
それでも笑顔をみせて育ってくれる息子に、逆に勇気づけられたりもするの。

きっと知らないうちに、心にギューッと圧力がかかっている。
それを、うまくふんわりさせられるように、息子が帰ってくるまでに、何か考えよう。

さっき、ビデオ通話で「帰ったらまたゲーム教えてね！」と言っていたから、マイクラの予習しとくわ。

卒園式のうた

下手ですけれど、自作の卒園ソングです。

キミワスレナグサ

1.
てをつないで かよった
たのしかった こどもえん

えんていの おすなば
すべりだい だいすきよ

やさしかった せんせい
おいしい きゅうしょく

おねつがでたときも
おせわをありがとう

みんな だいすき ありがとう
またね げんきでね

2.
はるには しょうえんそく
なつには みずあそび
あきには うんどうかい
ふゆには はっぴょうかい

ともだちと けんかもしたけど
なかなおりできたよ
みんなで あそんだね
いつまでも わすれない

みんな だいすき ありがとう
またね げんきでね

(くりかえし)
きょうは たびだちの ときさ
あしたは ちがうみち

さみしいけど だいじょうぶ
おもいでが あるから

みんな だいすき ありがとう
きょうは さようなら

みんな だいすき ありがとう
だいすき ありがとう

息子が練習していた曲を、一緒に歌おう

帰ってきたらね、そうしよう。

もういちど、幼稚園に家族で挨拶に行こう。
先生に会いに行こう。

みんな、頑張っているね。
うん、本当に頑張ってる。

おつかれさま。
みんな、いい方向に進めると、いいな。