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吸引することは悪いことですか?

吸引。
それは意外に大事なことです。

このイラストと同じことを考えてしまいますし、感じてます。
「痰で溺れてるよ!」
なんてこともありました。

ゴロゴロ、ごぼごぼ・・・。

吸引は嫌なのはわかります。
でも自分で「ごほん」と言って痰を出せない状態では吸引は欠かせません。
吸引器は病院では専用のスペースがあり置いてあることがありますが、施設や在宅ではポータルタイプになります。

このようなタイプを使います。

なぜ吸引は大事なのか。
嫌がってもしないといけないのか。

さっきも書いたように自分で痰を吐き出すことが難しい場合は、機械によって取り除いてもらいます。
そうしないことには窒息の恐れもあるからです。

吸引は本人も辛そう、見ている側も辛い。
と思って止めて欲しいと言い出す人もいますが、もし痰が詰まって窒息するのと少しの間痰を取ってもらうこと。

どちらがいいのでしょう。
確かに痰を取るための薬はあります。
そこから自力で出せるといいけど、出ない場合。

そこが問題になるのです。

窒息の恐れと書きましたが、痰が肺に入ると誤嚥性肺炎になることもあります。
吸引しないことは、リスクが上る可能性があるのです。

また食べ物が詰まった時にも吸引は必要になります。
食べ物が違うところへ入った際に、わたしたちは「咳込み」ます。
咳をすることで、のどの奥へ行った食べ物を外へ出すようにします。

これが本来の人が持っている「防衛機能」なのです。
でも加齢になってくるとこの機能も衰えてくるのです。
それまでだったら、自分で痰を取っていたのが取れなくなり、吸引器と言う機械を使って痰を取ってもらうことになるのです。

痰で窒息や誤嚥性肺炎になる可能性があると知りながら吸引しないことを選ぶのか、それなら自分たちで吸引するとなるのか(家族と医師・看護師は可能。介護職の場合は研修が必要)、どちらを選ぶのも自由です。

さて、どちらを取りますか?

介護歴が約10年くらいの者です。これからの介護の未来とビジネスモデルについて色々思いあぐねています。介護の未来が明るものになるようにしていきたいと思っています。