どうしてこうなったの回

はーーーーー大層なことを言っておきながら何から話せばいいのかわからない芸人こと神無ですどうも。頑張ります。
あれから放ったらかしは良くないよ、なんか書けや。書きます。

悩んだ末にまずは「コロナとの戦いが始まるまでの時系列的なやつ」を話そうと思いますよろしくお願いします。


元々私は生理前に体温が高めになるんですよね。
入院中って基本毎朝検温あるんですけど、37度超えたら「風邪症状ある?」って聞かれます。
それはコロナ禍以前でも、例えば冬にインフルエンザ警戒されて「頭痛いとか喉痛いとかある?」と聞かれるとかあったので、問われることに関してはまあ普通の感覚。
ちなみにインフル対応時でも、ある程度の症状が見られたら、観察期間か実際の隔離かはわかりませんが、しばらく個室で経過観察の対応になります。
話が逸れましたね。
微熱期間は1週間くらい続いて、毎朝私は検温担当看護師と「熱こんなだけど風邪の症状は?」「全然ないわ、多分もうすぐ生理のはずだからそれのせいだと思う」と同じ会話を繰り返してました。
まあそもそも私って毎回ルナルナパイセンを困らせるレベルでガタガタ生理周期なので、言い訳にしてはかなり弱かったように思えてきたな。「入院っていう環境で身体がびっくりして周期乱れるのもよくあるしね」とも言われたりした。全てがこれが生理周期ちゃんとしてる人だったら違和感に気づいたのかなぁ、などと思っても全部今更のたらればになるのでもう言わない。

生理前だと考えるにしてもこれは異常だ、と感じた体の火照り? 熱を持った感覚が出て来たのが某日夜。しかし「今不調を訴えたところで病棟にいるのは最小限の夜勤スタッフ、医師に関しても当直医くらいのものだろうからなにもできないはず」と判断した私。
幸い個室での入院だったので、他人と接触するまいと病室からは必要最低限の用事以外では出ないように努める。トイレとかトイレとかトイレとか。
でも今思えばどことなーく関節とか痛かったかもしれません。

翌朝。
「あっ、これはあかん気がする」と感じるだるさ。
しっかりマスクをした上で夜勤スタッフにお願いをする。
「すいません、なんか嫌な予感するんで体温測らせてください」
38.2℃。
あ、終わった。
「ごめんなさい、やってしまいました」と言いながらスタッフ(とてもかわいい)に体温計を返すと、くりっとして大きい目がさらに大きくなった。その時点で申し訳なさブチ上がり。
「……そうね、ちょっと、夜勤のこの体制だとちゃんとした対応できないと思うから、ひとまず日勤と切り替わるタイミングまで極力お部屋から出ないでいてもらっていい? 朝ご飯は持っていくから」
「任せて! 部屋ん中で歯磨いてるしお茶もあるからトイレ以外で外出る用は逆にねえっす!」
というわけでセルフ籠城開始。熱はあるけど朝食は普通に食べれた。あの時点でも味覚障害とかは無かったのかな。

スタッフが日勤帯に切り替わって、改めて検温。
依然38℃オーバー。
「多分これ間違いないですよね」
「そうだね、数字が数字だから、多分このあと検査すると思う。それまで……」
「把握しとりますよ、部屋からは出ねぇです」
とは言ったものの、私の元気は結構なくなってきていた。ほぼほぼ黒だろうな、という気持ちから今後の展開(特に悪い方面)を想像してしまって、それは動く気力すら奪っていったようで。これこそ病は気からってやつですね。知らんけど。
「検査担当の人があとで来る」と言われ、それまでの時間は正直何をしていたか覚えていない。ショックで打ちひしがれていたか、徐々に上がる熱にぐったりしていたか、普通に寝ていたか、どうだっただろう……。
だって「失礼しまーす、ごめんね今から検査するねー!」と言いながら入ってきた人がテレビでしか見たことのない厳重装備だったんだもん。全部記憶飛びましたとも。
まさか精神科病棟の中であのゴーグル? フェイスシールド? その辺の記憶もちょっとあやふやだけど、目元を守る装備にあの息苦しそうなマスク、それに防護服、あれ着込んだ状態のスタッフを見るなんて。申し訳なさすぎる今すぐ私を感染症病棟に転棟させてくれ。

で、PCRでいいのかな? 鼻に棒突っ込まれるタイプの検査。
ありえんやばい痛い。鼻の穴ってこんな奥まで穴なんだ……って意識を宇宙に飛ばしかけたくらいには痛かった。もう行き止まりやろってところで止まらずもっと奥に行くの本当ひえぇってなった。痛かった。インフルの検査より痛かったかもしれない。その辺は記憶ガバガバなので知らないです。

「結果出たら教えるからそれまで部屋出ないでね」と言われてどのくらい経ったかしら。ナースコース使って病室に連絡。
「陽性でした」
「あっ、はい、わかりました」
途端に涙ドバーっと出た。
なんか検査結果知らされてからその日は涙腺ガバガバで隙あらば泣いていた気がする。そんな隙いらんのよ。あと言い方ちょっと語弊ありまくりよ。
隔離用の部屋に移る時もご飯やら薬やら持ってきてもらう時もバイタルチェックの時も、めちゃくちゃ泣いていたような。この辺のお気持ち的なやつは一旦別記事にまとめた方がいいのかな。考えときます。

で、ここから地獄のような治療が始まるわけです。
軽症にあたるんでしょうけど普通にしんどかったです。その話も別の時にまとめようかな。

大事なことを言ってなかった。
相変わらずの閉鎖病棟、感染対策で色んな制限が過去より厳しくなってました。危篤時以外の面会禁止とか、患者は売店に行っちゃダメとか。
食事も黙食の徹底……というか、これは単に私が人が大勢いる場で食事するの嫌だなって普段から抱いてる対人恐怖的感情から、病室でひとりで食べてました。
だからどこから感染したのか全くわかりません。経路不明。
本当、どこからうつってしまうのかわからない病気になってるなあというのは今でも思ってます。

そんな感じでこの記事は一区切りつけようかなーと。
書きたいことが湧くけど順序とかめちゃくちゃになるからどこかで止めないと一生書き続けてしまう(笑)
次は治療中のエピソードとか書くかなーの気持ち!