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この胸は震えている

Twitterで福山桃歌(@momoka_fukuyama)さまが企画されていた、ポルノグラフィティ短歌企画
『ぼくらのテーマソング』にアルバム『m-CABI』連作5首での参加をさせていただきました 
ポルノグラフィティデビュー22周年おめでとうございます!
YouTubeで公開された今までのPV見て懐かしさやら尊さやら他なんやらかんやらで私は無事に灰になりました。


調子に乗って自作解説とかしてみようと思います

まずアルバムの説明を軽くした方がいいですかね
参考文献Wikipediaでゆるっと書きましょう(大学やらのレポートで出典wikiはあかんやで)

ポルノグラフィティ6枚目のオリジナルアルバム『m-CABI』
mは「music」CABIは「cabinet」、つまりmusic cabinet、音楽のキャビネットとの意味があるアルバムタイトルです。
数曲おきに『m-NAVI』で始まる短い曲が挟まれていますが、キャビネットの仕切りの意味があるとか。
発売順に『NaNaNa サマーガール』『ジョバイロ』『DON'T CALL ME CRAZY』『ハネウマライダー』『Winding Road』のシングル曲5曲が収録されているほか、今作初出の『横浜リリー』『ライン』『グラヴィティ』はのちにベストアルバム(『ライン』のみ『〜ACE』、他は『〜JOKER』に。2枚ともレスラーマスクのジャケットのあの2枚です)にも収録されました。


ざっくり語ったところで、やってみましょう解説。
解説と言いながらもただの私のクソデカ感情吐露になってるかもしれない。
作品読んでくださった方のファーストインプレッションを破壊するのは私がものすごく嫌なので、背景をふわっとお伝えする程度にしたい。善処はします。


ヒヨコ鑑定士翁曰く「思い入れのある分別となったはず」

詠みながら気づいたんですが、私は11曲めからの展開がめちゃくちゃ好きらしいです
そして『m-NAVI 3 "Ready? Silvia, Geronimo, and Lily?"』が相当ツボらしい。
だってずっと『m-NAVI』は全部インストだと思ってたのに急に歌い始めたんだもん……
私はあそこで挟まれたこの曲が思い入れのキーになりましたよ、ええ。
余談ですがひよこの雌雄鑑定めちゃくちゃ難しいし鑑定士になること自体めちゃくちゃ難しいらしいです。50年以上ひよこの鑑定してる翁すごい。


天然色の君に会いに行くために青空の下バスを待ってる

このアルバムでしか聴けない曲の要素詰め詰めにしたかった一首。
あえて上のゆるっと説明には書かなかったのですが、
初回生産限定盤にのみエクストラトラックCDとして『NaNaNa ウィンターガール』という曲がありまして。タイトルから分かる通り『NaNaNa サマーガール』の続き曲です
ウィンターガールの歌詞に「君は天然色」というフレーズがあるのですが、これが大瀧詠一『君は天然色』のオマージュだというのは今回短歌を考える際に初めて知りました。「なんか聞き覚えのある単語だ〜」とか思ってた過去の私、早く気づいて。
「バス」は『BLUE SKY』からの連想ですが、「青空の下」の部分に『BLUE  SNOW』の世界があってもいいよね……の気持ちがあったりなかったり。
うるせえとにかく「青」ってどうにかして入れたかったんだよ


友達と恋人の差は曖昧で。どちらの君も優しいけれど。

『ライン』と『グラヴィティ』の匂わせ短歌
『ライン』は「好きになりたくなかった」ってことから失恋だと思ってますが対して『グラヴィティ』は「あなたに惹かれ」てますからこれは叶いそうな雰囲気。
収録順が続きなのに、グラヴィティで「一秒と千年の間に違いは」ないって言ってるのに、
こんな差があるってなに? の気持ちです。恋愛って難しいですね
あと『ライン』で会いたいのは「いつでも優しい君」だし『グラヴィティ』で「こっちにおいでよ」って呼びかける人が冷たいわけなかろう、との推理から、
2曲両方とも“自分以外の登場人物”は優しい、はずです。皆さんも私と一緒に集団幻覚を見ましょう(?)


恋のうた カセットテープに残すのは いつでも思い返せるように

当時中学生だった私は『月明かりのシルビア』でめちゃくちゃ衝撃を受けたのを覚えています
「えっなに? カセットに録音しとる! CDでそんなことできるん!?」
カセットテープに録音する時の開始と停止のあの「カチッ」って音と、テープで録っているときのあのくぐもった聞こえ方。本当びびった。
あのときの衝撃詠みたさに『m-CABI』でこの企画立候補したまである。
でも私は『m-NAVI 3 〜』の歌詞にいるジェロニモとリリーのことも諦められなかったんですね
というわけでこんなふんわりした表現になりました。この架空の三人だけでなく、例えば「もしかしたら『休日』のカップルも惚気を録音してるかもしれない」とか、自由に想像してください
よければ『月明かりのシルビア』聴いてあのエモみを体感してみてください


「キャビネット、“Love”が沢山詰まったね(^o^)」ジュリアとフラッディが笑った

『m-NAVI 3 〜』で「愛や愛にまつわるもの」BOXばかり埋まると気付いた“我々”。
これ以上は語るまい。
言ったそばからの補足ですが、ジュリアは『m-NAVI 1 "Ride on!! Blue vehicle!"』のイントロ、つまりアルバム再生時一番最初に聴く「Open, Music Cabinet!」と言っている少女の名前(この子は『Winding Road』収録『ウェンディの薄い文字』にも出ているそうな)、
そしてフラッディは『m-NAVI』のフルバージョンとして配信された楽曲『m-FLOOD』のジャケットを飾り、またライブツアー『8th LIVE CIRCUIT "OPEN MUSIC CABINET"』にも出演したキャラクターの名前です
もう一言許されるなら、時間がある方はアルバム15曲目の歌詞を見てください、気づいてふふっとなってくれたら私が救われます。



自分語りになってしまうのですが、「コンテンツをリアルタイムで追う」のがしんどくなることが時々ありまして。
ポルノの活動を追うのもしばらく隠居っぽい姿勢になっていたのですが、
今回企画に参加したことで「やっぱりポルノ好きや……」と自分の気持ちを再認識しました。
人生で一番最初に「この人たちの曲好き!」を感じたのがポルノだったので、本能には抗えないです
健康を害さない程度にまた追いかけるの再開しようかなぁとか
ライブもまた行きたいなぁとか(福岡でまた変な踊りしてぇよぉ)
REUNION、再会だけにってな\ꉂ ( ˆᴗˆ ) ドッ/
クソギャグやめとけ



昨日(9/15)までのコンビニネプリ配信期間中にこれ公開できなかったのが悔やまれます…
ですが!こちらのboothにてまだ配信中とのことですので、
気になった方はお好きな媒体で、ぜひ。
他の参加者さまの作品すごすぎるので…!


このページは文責:神無でお送りしました
今更ですが短歌では破調と定型の破壊が特技です

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