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異型狭心症(冠攣縮性狭心症)ってマジっすか?

昨日の午前中のことです。
まず猛烈な喉の圧迫感を感じました。なんていうか、喉の筋肉が内側から膨張して気道や食道をふさいでいるような。

ほぼ間もなく、胸にも同様の圧迫感を覚えます。ぐーーーーっ、と締まっていくような痛みです。
以前にも同様の痛みが始まったときは、「なんか変なところを攣ったかな?」とか吞気に考えていたんですが。

実はこの痛み、今回が三回目。
これまで経験したことの無い痛みが、今年に入って三回目…。
前回起きたときに、次に同じことが起きたら受診しようと決めていました。

そして三回目ともなると、いろいろと想定していたので対処をします。
まず時計を見ます。痛みが何分ほど続くものなのか、自分の症状を把握しておかねば。
それとスマホを手元に、いつでも救急車を呼べる状態にセット。万が一に備えます。

そうこうしていると背中や肩、顎の方まで痛みが広がっていきます。
すぐ病院へ行こうか迷いますが、1人で病院まで行けそうな痛みではないし…少なくともタクシーはいる…それなら痛みが治まるまで耐えられるなら自力で病院へ行って、耐えられないようならそもそも救急車にした方がいいだろう…などなど考えます。

医療畑の人間なもので、症状から想像して心臓疾患が頭をよぎります。
実はもともと、職場の健康診断で毎回不整脈の指摘を受けたりはしていました。それで三年前に一度、循環器内科のクリニックで診て頂いたことがあったので、そこへの受診を決めます。

……なんとか痛みが落ち着きました。時計を見るときっかり20分が経過しています。

落ち着いたとはいえ、微妙に気持ち悪かったり痛かったりしますが、動ける範囲なのでいざ病院へ。

心電図をとって頂き出た結果は…
「よく分からん!」
いや、これは当然なのです。心電図は短時間着けただけで異常を拾うことは困難なもの。
患者さんによっては24時間つけっぱなしにして検査をしたりもしますが、僕の場合は月に1回あるかどうかの症状ですので…心電図で拾うのはそもそもほぼ不可能に近い話なのです。

とはいえ先生が考えられる可能性を説明して下さります。
そこで出たのがタイトルにもある「異形狭心症」というもの。

一般的な狭心症というものは、心臓に栄養を送る血管が高コレストロールや動脈硬化などの影響で狭くなることで起こります。
普段は症状が無くとも、運動をしたときに症状が表れることが多いものです。

これと異なるのが異形狭心症。
心臓に栄養を送る血管が狭くなる、という現象は同じですが、こちらは血管の痙攣によって起こるという違いがあります。
特徴として、安静時に突然起こるというものが挙げられます。

僕はこの異形狭心症の疑いがあるそうで。
素人考えながら、狭心症にしては労作時に胸の痛みが起こったことが無いなーと違和感をもっていたので、この説明には大変納得いたしました…。

ただ難しいのが、これを確定診断しようと思うと検査はかなりハードなようで。
確定診断をするために、あえて心臓に負荷をかけて症状を確認するようなものになり、先生もオススメはしないとのことでした。それは確かに嫌だ!

そこで提案されたのが、次に同様の症状がきたときに、狭心症用のお薬をすぐ服用して効果があるかを確認するという方法でした。
効果があれば「やっぱり異形狭心症だね」となる、と。
診断的治療という言葉で説明して下さりました。

と、いうわけでお薬を5回分頂きました。
なぜ5回分も?と思っていたら、枕元や財布の中、浴室など至るところに置いておくようにと説明を頂き…なるほどそれぐらい緊急性が高いことか…と納得しました。

いやー…まだ確定診断ではないとは言え、正直心臓の病気は怖いですね…。
病名でググると、いろいろと怖い話ばかり目につくので見なかったことにしました!

ま、まあね…早く分かって早く対処できればきっとダイジョウブ、ダイジョウブ。
この記事を読まれた方で、原因がよく分からない痛みなどがある方はお早目に受診してみることをオススメします。
同じ判明するなら、早いに越したこと無いですからねー。

可能な限り低価格で各種相談サービスを継続し、悩める方々の助けになれたらと考えています。サポート頂けると本気で助かりますm(__)m