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癌だと言われて誰に相談するか

前回の記事 家族が癌だとわかった時


癌だと言われてから、少しずつスマホで治療などに関する情報を検索していた。

とは言っても、「末期」「5年生存率」「再発」「転移」「ステージ」「抗癌剤」「副作用」など、目にするだけで不安で胸が押しつぶされそうな言葉が沢山。

そんなキーワードを見るとすぐにページを閉じたり、スマホを見るのを止めた。

何度も検索してはやめ、少し調べてはスマホを閉じ・・を繰り返す中で見たくないキーワードに少しずつ耐性ができ、今の時点では不要な情報を避けながら、少しずつ自分が欲しい情報を探せるようになってきた。

有用そうな医療機関や治療法、体験談などの情報はスマホのメモにリンクを残しておいた。

良さそうな医療機関などを見つけてもはじめは行動に移す時間も勇気も無かった。こういう時には電話一本するにもとてもエネルギーを要する。

医師から告げられた言葉、治療計画、詳細を言葉にするたびに現実が突き刺さる。できれば見たくも無い文字を見て、理解して、伝えなければならない。

いつものように身軽に行動できず、はじめの3日ほどは重い心を引きずりながらも何とか情報収集だけをしていた。

情報を集める中で、まずは個別の医療機関や治療法に当たる前にわたしの現状についての中立的な意見を聞きたいと思っていた。

いくつかとても役立ちそうな情報を見つけた。

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