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自転車のヘルメット着用努力義務呼び掛けキャンペーンに思うあれこれ

自転車のヘルメット着用が努力義務になって、ヘルメット未着用時の悲惨な事故の報道が増えた。
そういう報道に接すると、自分が、家族が、ちかしい人が………そういうめにあったら…誰かをそういうめに遭わせたらと、心配でたまらなくなる。
でも…。
これはなんだか、おかしいのではないだろうか。

そもそも、自転車を車道に追い出したことはどうなのだろうか。
狭い車道、自動車やバイクがひしめく車道に。
歩道を全力疾走したりスマホを扱いながら乗ったりと、論外なレベルに危険な自転車は多かった。自転車が加害者になる事件の問題解決は必要だけれども。

報道は、自転車に狙いを定めてあきらかに路上から追い出そうとしていた。執拗に、ヒステリックに。
自転車許すまじ の、世論形成を目論んでいた。
自転車は、平成半ばの一時期の郵便局のように攻撃を受けていた。
歩道を走っても迷惑、車道に下りても迷惑。
狭い道路はそのまま、自転車専用レーンの整備をするでもなく。

そして今。
サイクリストへのヘルメット着用へのキャンペーン報道が始まった。
ヘルメットを着用していれば死なずに済んだ事故も多いのだという。そのこと自体は、そうだろう。頭を保護することは、重要だもの。
だけど、死ななければいいのか…?
強調されるのは、『死亡に至らなかったということ』。
死なずにすんだとしても、では、高度障害は?
昔なら助からなかったような事故でも、救命医療が進歩したことにより、命は助かるようになったというけれども…。

自転車を歩道から追い払い、自転車専用レーンはろくに整備されていないこと、そのことがいちばんの問題じゃないんだろうか?
これまでいろんなことで、行政やマスコミからさんざんごまかされ問題をすり替えられてきたから、今回もなんだか胡散臭いと感じられて仕方がない。

日本政府は、税金として徴収したお金のうちのかなりの額を外国に貢いでしまって。
税金が原資のポイント還元だかなんだかをちらつかせてなんまいだーカードとやらを作らせて(商売人がポイント還元をちらつかせるときは、それよりたくさんの額を巻き上げる目算があるときだけだ)。
予約注文もとらないまま勝手な判断で、1億2千万ちょいの国民の分だと言いながら8億回分も危ない薬剤を先物買いした。その薬剤を使って死んだり後遺症を負ったりした人に対して、不誠実な態度で開き直り言を左右にして責任をとらない。ごく稀に賠償するときも、「あの薬剤のせいじゃなくても助けてあげるんだよ」みたいな言い訳をしている。

むちゃくちゃなお金の使い方をして、お金がなくなって、道路のメンテナンスが追いつかなくなったらしい。
車道の表示は摩耗して消えて、実線だか破線だかわからなくなったり、停止線が見えなくなって慣れない道だとどこで停まるべきかわからなくなったり。
(などと思っていたら、3月末頃から部分的に車道の表示を描き始めた。4月になってもちびちび描いている。部分的に。あっちの停止線は擦れて消えかけているのにこっちの中央線が数百メートルだけ新しくなった…?!
…はっ?まさか、広島じゃないけどG7の会合がこのへんの会場でもあるから?)

いや、いろいろ、情けないよ。
自転車専用レーンの整備はできないけど、下々の者よ、身銭を切ってヘルメットを買え。さすれば命だけは永らえるであろう、ってか?
その、死亡事故を免れるっていうのも、まさかと思うけど事故から24時間以内の死亡だけをカウントして計算していたりは、しないよね…?

………気がついてみれば、今は戦争中だったらしい。
見えてなかったけど、国土は荒れているようだ。


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