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2月12日(土)緊急シンポジウム

なし崩し的に、5歳から11歳までの子どもたちを接種対象とすることが決められようとしている。
実は私は今、これまでになく不信感を抱いている。

2002年のゆとり教育の頃から、子どもたちに対して不誠実な社会であるとは思ってきた。この国は、この社会は、子どもが嫌いなのではないだろうかと感じてきた。歳をとったときに利用してラクをするために、今のうちに子どもを養殖・栽培する魂胆で少子化を問題視しているのではないかと疑いの目で見てきた。そう考えるにはそれなりの理由があった。

5歳から11歳は、仮に不当な扱いを受けても有効な抗議が難しい立場の年代。「あなたのためよ」と言いくるめられ、悲痛な抗議の声をあげる口はともすれば強引に塞がれる。母子手帳・各種健診・義務教育などなど、家庭や子どもたちに網を掛け、捕捉する手段も多い。大人は、子どもより相対的に長く生きているというだけで、あきれるばかりに未熟な存在でありながら子どもに対して哀しいまでに権力者たりえてしまう。良かれと思ってなしたことであってすら、結果的に害を及ぼしてしまうことのなんと多いことか。ましてや今回直面していることは、良かれと思っているのかすらあやしい。掛け値なしの善意からだというならその発言者の知性を疑ってみる必要もあるのではないかとすら感じざるを得ない。
なし崩し的に決めていいわけがない。今まさに行われようとしていることを、きちんと検証する必要がある。

“child abuse”
日本語だと『児童虐待』というが、abuseとは、『濫用』という意味だそうだ。
子どもの濫用。
不適切な処遇?
今回制度化されようとしていることが、abuseであるか否か。

ウイルス学者、医療問題にあかるいジャーナリスト、元国会議員で医療過誤訴訟に長く関わってきた弁護士…。2月12日(土)、ほんものの専門家である講師陣の話を聴く機会がある。内心に渦巻く先に書いた先入観をすべて脇に置いて虚心坦懐に聴こうと思う。
会場参加だけでなく、ライブ配信も行われる。

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