見出し画像

猫とひっこし 山の手の猫 たまちー

猫が動き回る様子のことを、
「猫がわさわさ動く」という文章からとって
「猫わさ」と我が家では呼んでいます。

今日は涼しかったので、
久しぶりにいろんな部屋の窓をあけたところ、
猫が喜んで「猫わさ」していました。


さて、猫を飼い始める前から
二度の引っ越しを経て、
現在の家に二人と二匹が落ち着くまでを
書いている「猫とひっこし」シリーズ。

前回、ようやく一匹目の猫 たまちー が、
東京の家にやって来ました。
今回は、東京での たまちーの様子です。


家に来るまでのたまちー

たまちーと私たちは、東京で開催された
里親募集会で出会いました。

保護される前に、どこにいたのか。
どうして保護されるに至ったのか。
保護主さんからは聞いていません。

ただ、募集会で漏れ聞いた「毒餌」
「自分から捕まりにきた」という言葉から、
どこか外で野良猫をしていたのだろう、
と推測しています。

里親募集会時点でのたまちーの年齢は、
約二歳ということでした。
(歯の様子から判断できるそうです)

たまちーは、募集会の直前に避妊手術を受けました。

年齢から見て、今日もこの空の下のどこかで、
たまちー の子どもや孫が
元気に暮らしているのかもしれません。


たまちーの一日

たまちーの一日は、朝五時にはじまります。
ニンゲンに、朝ごはんの催促をするのです。

最初の何日か、ご飯を五時にあげたところ、
それからずっと、五時きっかりに
私たちを起こすようになりました。
時計が読めるような正確さです。(腹時計?)

(ごはんを待つ たまちー)


ごはんをあげた後、わたしたちは
たまちーのトイレを掃除し、
朝8時半に家を出ます。

夜にわたしが夫のどちらかが帰るまで、
たまちーは家にひとりぼっちです。


東京の家では、遠隔操作で部屋の写真を
撮影できるようにしていました。
昼休み、遠隔撮影した写真を見ると、
たまちーは大抵、ソファの上で寝ていました。

一人で暇だから、昼寝をしているのかしら。
とも考えましたが、
わたしたちが昼間に家に居ても、
たまちーはほとんどずっと眠っていました。

ねこは「寝子」と言われるわけです。

(同じ日に何度も写真を撮ったところ、
ソファの上を移動して寝ていた たまちー)


わたしたちが夜に家に帰ると、
たまちーは扉の前で待機しています。
扉をあけると、ゴロンゴロンと床で
寝返りをうちます。

この様子が、なにかの抗議の姿に見えて、
「どーうしてっ、なでてっ、くれないのっ」
と、よくアテレコをしたものでした。


それからは、求められるままに遊び、
なでて、舐められて、トイレを掃除し、
22時にごはんをあげて、寝ます。

たまちーは、一頭飼いをしていたからか、
ごはんをすぐに食べ切ってしまうことはなく、
いつも数時間かけて少しずつ食べていました。

ちなみに、たまちーの体重は3.5kg、
ごはんは魚味のカリカリを
30gずつあげていました。
チキン味とウェットフードは残し気味でした。


たまちーの好きなこと10選

1. ニンゲンの手や足をなめること

2. 膝の上でなでられること

3. 見回りをすること
(いつか万歩計をつけてみたい)

4. 冬に布団に潜り込むこと
(頭突きしながら潜り込みます)

5. ドアの下の隙間で遊ぶこと
(引っ越してからは、ドアの隙間がないため
この姿は見られなくなりました……)

6. おもちゃで遊ぶときに寝転ぶこと
(後に、寝技が得意だと判明)

7. 窓の外を眺めること

8. テレビを見ること
(自然番組が大好き)

9. ねずみ大のおもちゃを咥えて歩きまわること
(たまに枕元にお供えされている)

10. コロコロをかけられること


次回は、二度目の引っ越し……の前に起こった大イベント。
「たまちー、福岡大旅行」です。

#エッセイ
#猫とひっこし
#ねこ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?