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壁に耳あり障子にメアリー

こんばんは。Mannaです。
しがない都内の女子大生です。
カフェで電話する人が気になって仕方ないお年頃です。


この世の女子大生の例にもれず、コーヒーで有名な某カフェによくいます。
フラペチーノでもコーヒーでもなくアイスティー片手に勉強し、ときどきYouTubeを見て、レポートが遅々として進まないことに絶望します。
そんなときふと周りを見渡すとたまにいる、電話をしながら作業をする人。
一言二言とかならわかるんですけど、雑談というか緊急性のなさそうな話をずっとしている人が気になって仕方ありません。

対面で話している人にはそうでもないのに、電話している人にはなんだか不快感を感じる。
これって何なんでしょうか。

カフェではなく、電車の中で電話をする行為に関しては、マナーという範囲でよく話題にあがると思います。
声の大きさとか、声自体の好き嫌いは別にしても、マナー違反だから不快に感じるのでしょうか?
実はこの不快感には、心理学的に理由があるのだそうです。

電話での会話は電話相手の声が聞こえないため、聞こえない分を補おうと勝手に注意が向けられます。
その注意をむけていること自体が脳のリソースをさいていて不快に感じるようです。
そして、電車の中ではそれを回避することが難しいため、自分にはどうにもならないという点にも不快を感じるというメカニズムらしい。

要するにわからないことがあるから気になってイライラする。

たぶん。

詳しくはNew York Timesの記事に載っているので、よろしければ↓
https://well.blogs.nytimes.com/2013/03/13/study-adds-to-evidence-of-cellphone-distraction/

※日本語がいい人は適当にgoogle先生とかで検索すれば親切な人が詳しく記事にしてます。

これを元に考えると、カフェで電話している人にも同じことが言えるので、不快感を感じることに何ら不思議はなさそうです。




さて、私の不快感を心理学的に正当化したところで、今回はそんな私の近くに座った就職活動中の彼女の話をしたいと思います。


彼女は某大企業のエントリーシートを書くため、PCに向かっていました。企業理念にそった彼女固有のエピソードを書くために必死の様子。彼女はハンズフリーで親御さんにその苦悩と思考の過程を話ながら、助言を求めていました。

正直ちょっと不快だったのですが、ここは図書館ではありませんし、電話が公に禁止されているわけでもありません。私の真隣のOLさんは話し声に耐え兼ね、別の席に移動していきました。が、私は逆に何を話しているのかいっそ盗み聞きすることにしました。

行儀がよろしくないことは承知の上です。
ごめんなさい!

何はともあれ、人生のかかった就職活動に必死の彼女は、ああでもないこうでもないとしばらく電話先に話しています。
そんなとき、彼女に話しかける推定50代の女性があらわれました。
うるさいと注意するのかと思いきや、どうやら違ったようです。

推定50代女性曰く、
「就職活動頑張ってほしい。」
「自分のときは大変だった。」
「落ちてもあなたは悪くない。」
「あなたには傷ついてほしくない。」
とのこと。
矢継ぎ早に話し、瞳に涙を滲ませていました。


え~~~~~~~???

まさかの展開。

彼女は困惑しながらもずっと笑顔で、「ありがとうございます。」「そうなんですね。」と相づちをうっていて、すごいなと思いました。
エントリーシートの長所にはぜひ『笑顔』と書いてほしい。

まあ、どこまで言っても終わりそうにない会話に「電話途中なので」と話しを終わらせ、そそくさと彼女は帰っていきました。

世の中には不思議なことがたくさんあるんですね。とりあえず、エントリーシートの相談はお家かせめて大学でやった方がいいのかもしれません。
電話にしろ、対面にしろ公共の場で会話している限り、誰かに話を聞かれていることは想定すべきだと私は思っています。
それが良いことにつながるときもあれば、今回みたいな不思議なことにもつながる場合もあるんじゃないかと思うのです。
別に、悪口を言うべきじゃないとか、プライベートな話はするべきじゃないとか、そういうことではなくて、

壁に耳あり障子にメアリー

どこに耳があって目があってメアリーがいるかわからないですし、会話にもTPOはあると私は思いましたとさ。



あれ??結局マナーの話なのかも……??



余談

カフェで具体的に仕事の話をしている人もわりと見かけるのですが、、、
心配になるレベルの社内事情を具体的に社名をだして話したり、資料ひろげてたりしますけど、それコンプライアンス的に大丈夫なんでしょうか………。



次回は、未定

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