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第23話『空飛ぶ怪人ムササビートル』(1971年9月4日放送)



説明

ムササビの特性を備えた怪人。

非常に身軽で、100mもジャンプしたのち200mの距離を超高速で滑空できる。このとき、スリップストリーム現象で周囲に一瞬の真空状態を生み出し、上空を通過された人間は内臓破裂を起こしてしまう。また目的を達したのちに人質をあっさり開放するなど、非情な性格の怪人が多いなか、甘い面もあった。



ショッカー首領の命令で北海道の大隅研究所を襲い、大隅博士らが開発した700ccの新型液体燃料を奪取。駆け付けた滝和也を返り討ちし、現れた仮面ライダー2号も振り切って飛び去った。しかし、追ってくる仮面ライダー2号を迎撃した戦闘員が蹴散らされると、仮面ライダー2号のもとへ戻って「爆発の実験台になりたいのか!?」と恫喝。大人しく引き下がると見せかけた仮面ライダー2号に騙され、新型液体燃料が入ったスーツケースを奪い返されてしまった。

その後、大隅博士は新型液体燃料を分解しようと決断し、必要な特殊放射性物質235を持ってくるよう東京から放射線センターの職員を呼び寄せる。すると、ムササビードルは派遣された職員を襲い、変装した戦闘員を研究所へ派遣して新型液体燃料を奪取。戦闘員たちが仮面ライダー2号をアジトと逆方向へ引き付ける隙に、自身はアジトがある洞爺湖付近へ飛び去った。

ところが、ムササビードルは隼人から事情を聞いて北海道へ来ていた立花藤兵衛に目撃されており、しかも手にしたスーツケースには隼人が仕込んだ発信機が入っていた。ムササビードルは立花を始末しようとするも、策略に気づいて駆け付けた仮面ライダー2号に阻止されてスーツケースを奪われる。しかし、そこから離れた有珠岳では、勝手に行動していたマリ、ユリ、石倉五郎の3人が戦闘員に捕らえており、彼女らを人質にスーツケースを奪還。高速飛行で有珠岳に移動してマリたちを解放したが、五郎に石を投げつけられて警戒が緩んだ隙に、同じくひと跳びで有珠岳へ追ってきた仮面ライダー2号と戦闘になる。ムササビードルはスリップストリーム現象で仮面ライダー2号を倒そうとするもライダーキックで反撃され、新型液体燃料のスーツケースとともに爆発した。


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