高知・丸亀でライブ
私にとってこの2日間がなんだったのか、簡単に書くのは難しい。
長くなるかもしれませんが、、振り返りにお付き合い下さる方だけ読んで下さい。
2月23日朝、高知へ向かう
高知の弾き語りアーティスト、サガシュウさんにお呼ばれして高知へ。
お昼から、高知城の公園で、ということだったのでとっても楽しみにしていたんだけど、朝起きたら香川は霧雨。どう考えても香川の方が晴れ率が高いのでヤバいとは思いつつも、前日にも「曇り予報なので外でやるつもりです!」と連絡をくれていたサガシュウさんを信じて、休みならもうちょっとゆっくり寝ていたいところを頑張って起きて起こして子供達に朝ご飯を食べさせる。
バタバタと予定より15分遅れで出発、まぁ大丈夫でしょうと思いきや。
高速乗ってから思い出した、私、高速運転するのなんて何年ぶりでしょう?
子供産んでからは自分の運転で遠征してないし、子供連れて遊びに行く時もいつも夫が運転してくれるし、と考えたら、短く考えても5年ぶり…。
普段の運転でも、一昨年くらいにギャン泣きの子供乗せた状態で白バイにスピード違反でキップ切られてからは空いててもアクセル踏みすぎない様に気をつけてたくらいだから、まぁースピード出すのが怖い!笑
でもスピード出さなくても怖いのが高速道路。
こう家に残してきた子供達の心配をしている場合ではありません。
必死の80km/時キープ。汗
しかい、スピードにも慣れてあと少しかーと思い始めた頃。道を知っている人ならわかると思うけど、高知へ向かう道はめちゃくちゃトンネルが多いのです。トンネル、出たと思ったらまたすぐトンネル。長めのトンネル。短いトンネル。とにかくトンネル。これは…睡魔が近寄ってくる…。
日頃の疲れからも予想してコーヒー持参して運転してたけど、危険を感じて南国Pで小休止。車から降りて新鮮な空気を吸いつつ、サガシュウさんから連絡が来ていたのを確認。
「雨のため、会場を変更します。」
あぁ、やっぱり…まぁ運転してても降ってたからね、わかってたけど。無念。
ナビの目的地ををBar Salvadorに変更してすぐ出発。
南国Pから会場までは、これなら休憩しなくても大丈夫だったかも、って思うくらいすぐでした。しかし、家を出る時点からちょっと押してたりなんだりかんだりで、到着したのはスタートの15分前でした。もっと余裕もって来たかったのに…。まぁでも、他の出演者さん達もそんなもんでしたね。
LIVE HOME ROOTSBALLS CORPSE
イベントは企画者であるサガシュウさんからスタート。
サガシュウさんの歌は雄々しいのに愛。のにってのも変か?雄々しい愛。
みんな天使だよね。叫びたくもなるよね。と思う。
全部のライブを見て感じた事を書きたいけど、長くなりすぎるので割愛して自分のライブのことだけ書きます。
プロはどこでも同じ完成されたライブをするものなんだと思うし、先入観も良く無いとは思うんだけど、私はその土地の環境とか県民性とかで、ここではこの曲が歌いたい、ここでならわかってもらえる気がする、これが歌いたい、とかっていうのがあって、この日も何曲かそういう私にとってのここで!という曲があった。
リハ無し、お客さんとの距離ほとんど無しで緊張したけど、イメージしてた気持ちのまま出し切れた気がして嬉しかった。歌詞が飛ぶのが怖くて譜面台を置いたけど、ちゃんと前も見ながら歌えたと思う。
どんなイベントでも、自分のライブが終わるまでは緊張感があって人が何を歌ってるのかなんてほとんど心に入って来ないんだけど、この日は自分が歌いながら思いっきり窓を開けっ放したみたいで、終わった後はみんなの歌が入って来すぎてちょいちょい泣いていた。
悩みながらも頑張ってるんだなぁとか、面白い子だなぁとか、あぁこの人は元気を配る人なんだなぁとか、愛だなぁとか、気配りが出来る大人だなぁとか、優しい人だなぁとか。人を知ることは自分を知ることでもある。たくさん心が動きました。
打ち上げ。赤たぬき
高知での楽しみと言えば打ち上げ。
まぁ私は、次の日の朝までに家に帰り着いて子供達を保育所に送り込むとう使命があったのでお酒は我慢したんだけど。
鰹のたたきはもちろんのこと、土佐巻き、四万十海苔のピザ、うつぼ唐揚、等々、、高知には本当に美味しいものがたくさんある…幸せでした。
めっちゃくちゃ面白かったこともあるんだけど、これもその場にいた人だけの思い出にしておきます。笑
一旦帰宅。深夜高速
フラワーカンパニーズを思い出している場合ではありません。
朝の高速でビビってた女が、疲れて頭ピヨピヨ状態で運転して帰ります(さっきも我慢したって書いたけど、本当に酔っていた訳ではありません)。
高知の道は暗い。あと、そういえば何年か前に来た時にも思ったけど、高速の乗り口付近の道、白線が消えててどこ走ったら良いのかわかんなくて怖い。前の車に着いてったら良いと思うでしょ?
前にも後ろにも車なんていないんだぜ。
でもたまに対向車来るから怖いんだぜ。
高速の乗り口にたどり着いたらもう安心、と思いきや、高速も暗いんだぜ。
ゆるやかなカーブも多くて、急にガードレールが現れてぶつかったらどうしよう、と何度も妄想しましたよ…。こうなると、行きは嫌だったトンネルもむしろ明るくて助かる〜♡となり、眠気には襲われませんでした。
でも私がビビりながら運転している横を、武内太一くん(兵庫)の車がぴゅーんと追い越していったのは一生忘れられない衝撃でした。後から確認したけど、私だけじゃなくて太一くんの車も軽だったとのこと…慣れている人は凄い。
自宅で小休止。ところがよ…
イベントのスタートが早かったおかげで、打ち上げが終わってから高知を出たのにも関わらず、家に着いたのは23時半頃。もっと寝不足覚悟だったので、なんか余裕ある♪という気持ちになってしまって、シャワー浴びて1杯だけワイン飲んでから寝た。
6時に起床して子供達を起こして保育所へ。
子供達を預けた後、朝からやっている大好きなおうどん屋さんに立ち寄り幸せを味わった後、二度寝。その間に夫が「仕事行くね〜」と声をかけてくれたが、なんかよくわかんなかったくらい寝てた。
丸亀マイゴの入りに間に合う為には、早めに考えて14時に家を出る予定としていて、12時頃からなんとなく浅い眠りにはなっていたのだが、いかんせん、身体が動かない…起きなきゃ、と思いつつも眠気もあるし、あぁぁ…
13時過ぎ、体にムチ打ってようやく布団から出ました。なんか全身バッキバキで。ライブだけでそんなにならないので、高速の運転でよっぽど緊張した様です…。
熱でもあんのか?というくらい体重かったけどもちろん平熱。だらだらしてたら寝過ごしそうで怖かったので、寝っ転がったまま出来るストレッチをちょっとして、早めに家を出発して丸亀へ向かった。
マイゴへ。
丸亀までは、ナビはいちおう設定するものの見たことのある道のり、下道で40分くらい。移動に関しては楽勝である。
ところがマイゴの入口をなかなか見つけられず、丸亀のドンキホーテの前を車で何度も行ったり来たり…歩いて探そうと車を降りたところで、てふてふさん(神戸)を発見。
「てふてふさん〜!」と声をかけてマイゴの場所と安い駐車場を教えてもらったが、今思えばこの時点から勝手に親しみというか、2日目の安心感があった気がする。馴れ馴れしく思われなかっただろうか…。
マイゴへ入りして初めましてのご挨拶。
リハを待っていたら次に現れたのは北川知早ちゃん(京都)。ここでも旅先でちゃんと眠れたかどうかなど気にかける様な世間話をして、勝手に仲良し感を感じていた。私ってやつは、、、単純な女だよう。
自分のリハをすませて、なんやかんやしているうちに太一くんとサガシュウさんも登場。なんと高知でフード出店していたゆうさくさんも。ゆうさくさん、前に広島でもお会いしたことがあったんだけど、この2日間でだいぶ色々話したりして親しくなれた気がします。
闇夜に月を見せてくれ-マイゴ14周年イベント-
なんとも詩的なイベント名。この詳細をもらった時に歌いたいなぁと思った曲もあったんだけど、何せ1度も弾き語りでやったことない昔のバンドの曲で、さすがに準備出来なかったなぁ。「太陽になるのが無理でも、私は月になりたい」と、そういう歌なんだけど。いつかまた歌えるように頑張ろう。
こちらも自分のライブのことだけ書きますね。
まず、高知でも丸亀でも、太一くんの後の出順でですね。もう、彼は身体もがっしりしてますし、優しさと力強さで迫力のあるエンディングをしてくれまして、いやあ、、やりにくいなぁ、、と2日とも思ってました…。
わかってます、そういうときこそ落ち着いて、自分を保つのです、焦ってはいけません。はい、心の中で言い聞かせてました。笑
せっかく2日間やらせてもらうのでなるべく違う曲をやりたいな、とは思っていたものの直前までセットリストが決められず、これで行こう、と決めたのは古めの曲が多くなっていた。最も今の私を表現しているとも言える「おうちに帰ろう」も、曲が出来てから初めて外してみた。
なんかこの日は、「母です」とかじゃなくて、みんなと2日間の旅をした仲間として歌いたかったんだなぁ、きっと。MCでも、子供の話とかしなかった気がする。
私は歌って生きて行きたいし、そういう仲間達が好きだし、みんなに感謝してるよー、仲良くしようぜーと、そういう曲ばっかり歌ったと思います。
マイゴ飯美味。みんなとバイバイ。
イベントスタートが早くてみんながどんなに酔っ払っても「まだ19時!?」とか言ってた高知での打ち上げとは違い、夜のイベントの後の打ち上げはあっという間に夜が深ける。
手作りの打ち上げご飯を頂きつつ、みんなとおしゃべり。高知での思い出話なんかもしつつ。私、人見知りと言うほどかどうかはわからないんだけど、リラックスした状態で会話が出来るようになるまでは若干時間が必要なのですが、もうこの打ち上げでは2日間ライブが終わった安心感もあって、すっかりみんなと仲良し気分で話してましたね。
サガシュウさんの(最近の若者、すぐ帰るのなんでかな、馴れ合いが嫌なのかな?という文脈で)「馴れ合いが楽しいんじゃねぇか、褒め合っていこうぜぇ!」(という様なことを土佐弁で)が最高だったな。
馴れ合いという言葉は確かに良く無いイメージが強いけど、サガシュウさんが言ったら愛しか感じない。
関西から来たみんなにミレービスケットの美味しさを語ったり、うどんの話をしたり、あっという間の深夜3時。お開きとなりました。
みんなとバイバイ、意外とあっさりしてたけど、また会えるからねって信じてる。
ツアーを日常にしてた頃は、これが日常だっただろうか。
みんなにはこれが日常の一部だっただろうか。
サガシュウさんの優しさで、誰にとってもスペシャルだっただろうか。
私には間違いなくスペシャルな2日間でした。
ほらね、こんなに楽しそうに笑ってる。
またみんなに会えますように
また再会するために歌い続けるし、
もっと良い歌を歌えるようになるぞー!と。
楽しすぎる。
これだからやめられない!
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