会議と生産性

どこにでもいるわけです。会議の大好きなおっさんが。
そんなのメールできるじゃんという仕事に関係者を呼んで無駄な会議をして。
でも、当人たちは無駄なんて思っていない。
俺たち仕事してるぜって感じで大声で話してます。
で、メールのやり取りで決められるような内容でも会議で結論を決められない。
会議の結論はぼんやりとした内容で、それで困ったおっさんが別の会議をまた開く。

一方、会議は最小限、メールなんかでさらっと同じ仕事をやりきっちゃう人もいます。
でも、そういう人は評価されにくいんですよね。この日本では。
できていることに対しては、できて当たり前という評価しか下せない。
評価しているおっさんどもが上記の生産性のない御大ばかりだから。
自分たちが蒔いた種で問題だ!と騒いで大立ち回りをして目立っている人が評価される。
その問題の原因がどうあれ、問題を解決した人間が評価される。
問題を起こさないように仕事をした人間は評価されない。
それが日本の人事システム。
日本のおっさんは喉元を過ぎた熱さなんかは0.1秒もあれば忘れられるので、何で問題が起こったのか?とか、どうしたら問題が起きないのかといったところまで考えが及ばないんです。
答えを知っている人たちは粛々と自分のやるべきことをやっている。

今年、定年を迎えた先輩が、「会社のお偉いさんが言っていることは俺が新人のころから変わっていない」と言っていました。
この言葉は、問題の原因に手を打たなかった証拠ですね。
日本経済が停滞しているのもこの辺に原因があるんでしょう。

どうせやることは決まっているんだから、さっさとやろうぜという仕事については、会議なんてものをやめて仕事を回すような風潮になれば労働生産性も上がるし、本当に仕事のできる人が評価される世の中になって、日本の経済も上向くと思うのだけどな。


田舎の経済を潤します。