”推し”と”厄介オタ”

さて、何から話そうか。
”推し”って何だろう

僕のフィールドがメイドカフェ界隈なのでどうしてもソコが中心になってくるのだが、
メイドカフェが世の中に出てきた時には”推し”って無かった言葉だと思う。
いつだったか忘れたがe-maidに、しのちゃんが居てた頃はそんな言葉はなかった。

この言葉がなかった頃は”推し”ではなく、”〇〇ちゃんのファン”または”好きなメイドさん”だったのかも知れない。
では今の定義としての”推し”ってなんだろう。

推し(おし)とは、主にアイドルや俳優について用いられる日本語の俗語であり、人に薦めたいと思うほどに好感を持っている人物のことをいう。(出典:Wikipedia)

立場としては推される方と推す方か。
まず推される立場の人ってどんなんだろうか。
俳優さん、アイドルさん、メイドさん、コンカフェキャストさん、キャバ嬢さん、ホストなんですかねー
風俗の嬢は推し?なのかオキニ?なのか?教えてエロい人!!

さて、アイドルや俳優さんの世界は知らないのでまた違うロジックで動いているかもしれません。
そして書いている僕の立場としては推す方と、推されるメイドさんをプロデュースする立場にあり経験則としては推す側の経験が多めなのでどうしてもその目線になってしまいます。
このメイド業界に携わって17年ほどでして、未だ道半ばですがこれまでに様々な経験がありました。

本人としては成長してきていると勝手には思っています。
例えば昔、メイドさんに言われた言葉で「けんたろうの1推しという立場はしんどいから5推し位がちょうどよい」と5推し位の方に言われたことがあります。
しのちゃんを推していた時は実は干されていたらしく、当時のチーフメイド(現在雇用しているメイド)さんから後から聞いた話として「ケンちゃん干されてるのに全然気づいてないんだもん。」

これは完全に好き好きオーラ全開だった頃だと思います。
それからひと段落して、推してたアイドルさんがいたんですが、突然干された事があるんですよ。
2人組だったので、相方さんに「俺、なんで干されてるん?」と聞いたことがあります。
答えは「そんなん聞いたことないから分かれへん」って、まぁそれが本当かどうかはわかりませんが、多分本当なんだろうなと思います。

そう聞くと俺は厄介なのかとも考えるんです
当時、干してくれた推しには今となっては「何故干していたのか?」ということは怖くて聞くことができません。
今は従業員として働いてくれているので根本的に嫌われてたのでは無いと思いますが、好きでもない奴から好き好きオーラが出てたら、きしょいんだと思います。ええ。

推し方は人それぞれですが、推されている方の事も考えないといけません。
推されている方も人間ですし、その時の精神状況でも変わってくるでしょう。
オタク側から見た推し方というものを考えてみましょう。

基本は全肯定から入るべきだと思います。
だって好きなんですから!!
でもしばらくしていると、きっと、「推しにこうしてほしい。」とか、「この方がいいのに。」とか言いそうになってたらそれは黄色信号です。
プロデュースしているのは推している側ではないのですから。

推しに納得できなくなったら、推しを変えようとするのではなく
自分が変わるか、俯瞰して見るために一旦離れてみるかではないでしょうか。

それを”推し変”と考えるかどうかになってくるとは思いますが推し変でもいいと僕は思います。
※推し変とは「推しA」さんから「推しB」さんに変わること

推し変されて病むという事もありますが、推していた客が変わってしまったのは貴方の方に原因があるのかも知れないことを気に留めておいてください。
さて自発的な推し変は許容するのですが、ある一定数、人の”推し客”を盗りたいコもいるので、それはやめてあげてほしい。

たまにコンカフェの方で同一店舗内でやっていることがあるみたいですが運営上層部としては歓迎できない行動です。

キャスト同士、お客同士、同担同士、いろんな立場があるとは思いますが
大切なのは距離感を間違えてはいけない。
その距離感では不幸が生じることがあると空間をみて考えてください。

「私はこんなにしたのに!!」っていう主張もたまに見かけますが、行きつく先はその世界の崩壊しかありません。
僕はそう思うので何かをあげたり、シャンパンを入れたりしても、なるべく忘れるようにしています。
たまに推しさんと話していても僕が忘れていることがありますが上記の理由により、ネタとして話をすることはあっても基本的には覚えないようにしています。
これは良いお客さんで居たいという欲求かもしれませんが、それを盾に優遇を要求しそうで怖いというのもあります。根本的に人間って変わらないんだろうから、イチ推しさんにはきっと僕も特別扱いされたいだろうし、イチ推しさんを特別扱いするだろう。
でも、そうしたいんだけどドンドンとその欲求が進んでしまうと厄介になってしまうのが怖いです。

さて、逆に推しさんから扱い悪くされている方をみますが、厄介だからなのか、推されている事に甘えているのか、どちらがどうなんだろうなと考えさせられます。
もし推されている事に甘えているなら、適切なメンテナンスを行わないと離れてしまうのでお気を付けください。
当事者だと気づかなかったり、盲目になっているというか、許容してしまっている部分というものがありますので俯瞰して考えることも大切だとは思います(大体において出来ませんが)

推しは一人で支えると大変なことになります。
ついでに言うと同担拒否って女の子に多いイメージがあるのですが、そりゃ男にもいるでしょうよ。
特にメイドカフェではなく、コンカフェシステムの上に乗っかっているメイドさんは売上金額における評価基準を採用された場合、オタクの太さと数が評価につながります。なんとかほーむカフェなんかでたまに推しグッズの買占めとか、見受けられますが短期的にみたらええように思うかもしれませんがそれもそれで多数のオタクを排除してしまうかもしれませんので注意すべきです。太客は精神的にも太くマウントとることなく推しを持ち上げていくのが推しを更なる高みに持っていける方法ではないでしょうか。


と建前の部分を2500文字ほどの長文にわたり書いてきましたが一言でいう本音は、、、
「推しの事が大好きだ!!」
これのみです以上。


あああああああああああすきなんですよぉぉぉおしががぁぁぁぁ


感謝