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あけましておめでとうございますの雑記(温泉、初詣、Arcane、読んでいる本の話)

年末年始は大阪に帰省していたので、その振り返りの記事を帰りの電車の中で書きました。

温泉

年末に有馬温泉に行ってきた。2年連続。

これは有馬温泉に行く前に食べた神戸ラーメン、もっこす。

有馬温泉の風景を撮ろうとせっかくDianaF+持ってきたのにフィルムが4枚分しか残ってなかった……有馬での渾身の4枚を早く現像出したい。

35mmのフィルムだとキタムラでも何でもすぐ現像してくれるけど、ブローニーフィルムだと時間がかかるから、ブログで撮った写真をすぐ振り返るとかができず、少し不便……。フィルムカメラ恐ろしくすぐ共有できるSNSとかに向いてないけどまあ仕方ない。

有馬温泉はかなりの回数行ってたので、めちゃくちゃ混んでた金の湯は入らず、銀の湯に入った。相変わらずいい湯。

初詣

初詣は大阪の南の方にある犬鳴山の七宝瀧寺に行ってきた。関西空港の近くの泉佐野からバスで30分揺られて降りたら完全に山の中で、参道も完全に登山道。往復1時間の参道を行き、七宝瀧寺にお参り。

犬鳴山には滝が沢山あり、そのうちの代表的な7つにお大師様が七宝を祭祀されたそう。

修験道で有名な犬鳴山ですが、七宝瀧寺は確かに凄かった。霊験あらたかとはこういうところを言うんだろうと思った。炊き出しの大根が本当に美味しかった。

参拝の帰りに犬鳴山温泉に浸かった。露天風呂から川が見渡せる形になっていて大変良かった。あと七宝瀧寺でひいた今年のおみくじは凶だった。落ち着いて事をなそうみたいなことが書いていたので程々に宜しくやってきたい思う。

Arcane

帰省して暇だったので「Arcane」というNetflixのアニメを一気見した。マジで面白かった。

世界的人気を誇るゲームである「League of legends(通称lol)」のバックストーリーの一部を描いたものである。主人公はlolのキャラであるヴァイ(トレーラーの赤髪の子)とジンクス(トレーラーの青髪の子)の姉妹に主軸に起きつつ、様々なキャラのバックグラウンドに触れるものとなっている。

正直言うと、ちょっとでもlolを知っていたらめちゃくちゃ楽しめるものではあると思うし、lolを知らない人が見たら楽しめるかはよく分からない。知ってる方が楽しめるとは思う。

でも、絵の1枚1枚の細さや、演出は本当に凄まじいものだった。エコーとジンクスの戦いのシーンは本当に凄かった。あと相変わらず曲がかっこいい。アーケインのトレーラー見て気になったら見てみてほしい。Netflixしか配信ないので、ついでにPLUTOやエッジランナーズとかも見て欲しい(強欲)

lolは競技シーンをずっと見てるだけなので、そんなにlol自体やったことなかったけど、めちゃくちゃlolやりたくなった。

読んでいる本の話(草枕)

行き帰りの電車で夏目漱石の「草枕」を途中まで読んだ。

山路を登りながら、こう考えた。
 智に働けば角が立つ。情に棹せば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
 住みにくさが高じると、安い所へ引越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い。

「吾輩は猫である」とかもそうだけど、序文からインパクトのある本は人を惹きつけると思う。対比がキマりすぎている。夏目漱石の文体自体がすでに好きみたいなのは自分でもある気がする。読むのがムズイし辞書引きながらだし疲れるけども………

この作品で語られる、芸術論がなんとなく好きだ。主人公が俗世から離れた境地にあこがれ、旅行し、絵画を描いているとしても、結局は人間なので俗世にかき乱されるようなところのせめぎあいが実は見所かもしれない。

自分もすれた人間なので、こういう俗世のあれこれから離れた仙人みたいな境地にあこがれるけど、やはり現実はそうはいかないものだと思う。そういう人にオススメしたい作品。

この主人公が旅行しているところは、どうやら熊本県の小天温泉らしい。熊本から山を越えた向こう側なので割と行けそう。ぜひ行ってみたい。

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