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【積丹】作業の効率について考えていたら

こんばんは。積丹のたかのふぁーむでWWOOFをしています。今日、カッコウが鳴きました。いえーい。明日から豆を蒔きます。

昨日はひたすらトレイに土を入れていました。写真はビーツの発芽しているところ。34箱必要ですが、30箱つくったところで時間が来てしまいました。こういう作業をしていると、もっと速く土を入れる方法を編み出そうと考えがちです。例に漏れず、僕も考えました。トレイを縦に置くか横に置くか、シャベルを左手で持つか右手で持つか、土ならしに使う板の使い方。トレイの辺に上手く土を入れるには。

このように小さな改善を積み重ねていきます。午前の2時間半では13個だったのが、午後の2時間では17個でした。そうでもないか。

ここで問題なのは、小さい箇所を改善してばかりで、もっと大きな枠組みで新しい方法を考えなかったことです。新しい方法とは、例えば別の道具を使うとか、です(これしか思いつかない)。僕はこの作業をする前に、目的と方法をホストに教えてもらいました。目的は土をトレイに入れることで、方法は道具と手順のことです。

どんな方法でも目的を満たしさえすればよくて、それが速く簡単ならなおよしなのですが、僕がしてきた小さな改善は、教えられた方法の範疇を出ていません。出ようとも考えていませんでした。頭を柔らかくしてその範疇を越えれば、もっと短時間かつ省力で目的を満たす方法を思いつくかもしれません。

こういう話の規模がもっともっと大きくなると、工場にまで及んでしまいそうです。

作業を速くこなすのは意義があります。他のことに時間をあてることができるからです。でも、効率のみを追い続けると不自然になります、もう世の中不自然だらけですが。この辺はまだ自分の中で整理がついていません。効率と生き物らしさ。

今日は文字ばかりですが、こういう日もあります。作業中、作業の効率以外に考えていたことといえば、高校時代の部活動です。なぜか思い出されました。