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なぜ生きるのかを直接問う─森恒二『自殺島』

たかのふぁーむで読んだ漫画です。昔のWWOOFerのおすすめでそのままもらったらしいです。太っ腹なWWOOFerですね。ぼくは奥さんにおすすめされました。

自殺島(じさつとう)は自殺未遂の常習者を送り込むための島です。日本では死亡したことにされます。また、自殺島にはルールが全くありません。自殺しようとモノを奪おうと勝手です。そんな状況の中、何度も自殺しようとしたという影を引きずっている人間が、なぜ生きるのかを自問しながら社会から隔離された島で生活します。

作者の森恒二さんは死にかけたことがあり、その時から人生には時間の限りがある事をはっきりと認識したそうです。

物語は作者の経験や想像の範囲内で編まれ、作者の哲学を反映します。

これを読むと、狩猟免許を取りたくなります。無人島に行きたくなります。