3週間休んで旅をしています
先週から3週間、お仕事をほぼお休みさせてもらい、旅に出ています。
理由や目的はあるようでなく、予定を決めず、何もしないことをするバックパッカーです。
実は最近、40歳という節目を迎えまして、節目の誕生日、モノや、したことが思いつかず、欲しい物は、「休暇」が欲しいなーと思い、誰にも言わず少し前からマイルで航空券だけおさえておりました。
ですが、旅に出よう!と決意するまでは危惧する点、たくさんありました。
まずは会社の状態が安定していないと、日本を3週間も離れるわけにもいかない。
スタッフから「こんなに私たち忙しく働いているのに社長が遊んでるなんて!!」と思われ、帰国してグチャグチャになっていたらどうしよう‥‥という不安もあり。
間際まで決めれていませんでした。
少しずつ、言いやすそう・・な人や取引先の方に報告する中で、誰からも反対されず、年齢的、体力的、経済的、時間的、様々な条件が揃っていることなんてとても恵まれているし、親も有難いことに元気だし、今後、妊娠・子育てを望んではいるし、いけるときにいっちゃおう!!と飛び出してまいりました。
長期休みを当たり前にできる会社に
完全に後出しに聞こえてしまいますが、私が経営する上での大事なテーマ
「100人いれば100通りの働き方ができる会社」
いまいる社員に対して「ずっと働き続けなくても休みたくなったら休んでいいんだよ」と伝えたい、そんな思いが根底にあると思います。
日本やアジア人って、本当に仕事仕事仕事!!で、休むにしても「何か」理由をつけないと罪悪感を感じる。
私自身も今回の旅に関して、罪悪感がないといえば嘘になりますが、今回の長期休暇は変に「研修」や「視察」など託けず、「休みます!!」ということでさえ、日本だとすげー勇気だな、おい。と思われる現実。
人生が終わるときに、「もっと仕事をすればよかったな」より「もっとやりたいことやればよかったな」と思う人の方が多いんじゃないかなと個人的には思います。
価値観はそれぞれですが、社長が先陣を切って休むことで、長期休みを当たり前にできる会社にしていきたい、そんな思いで、思い切って休んでみました!
先日、たまたまヘルプで入ったお客様から「スタッフさんが、ここの社長、休みが好きで、他の会社より休みが多いんですよーって話してました」と言われました。
そのお客様は会社の方針を、「日本っぽくなくていい!!」と評価してくださっていて、お客様目線だと不便でしかない休暇なのに、理解いただけることも嬉しくて。
お盆休みが終わった途端、年末年始の休みを発表し、あと4カ月頑張りましょう!!!とチャットする、休みが大好きな社長です。
気が付いたこと@1週間
9年前にワーホリで1年間パリに住んでいて、その時に様々な国へ旅行しました。
家族や友人が来てくれて一緒に行った旅行もあるし、さくっと1泊2日で近隣の国々へひとり旅もしました。
(若!!!30歳だと思うけど、年齢より幼い&旅人感がすごい笑)
その時から格段に変わったと感じること。
①好奇心がなくなった
昔は訪れる街のすべてを知りたい!!といっても過言でないほど、好奇心が止まりませんでした。
旅に出るとホテルでゆっくり、なんて勿体ない!朝から晩まで、様々なところへ足を運び、歩き回っていました。
ですが年齢ですかね・・完全に保守的になり「安全な方法」「しんどくない方法」を取るようになった自分に気が付きました。
観光地や人が多い所に足を運ばなくとも、その地で過ごす、ことに価値を感じるようになりました。
②こだわりがなくなった
これは旅にでる以前から最近変わったなあ・・と思うことですが、とにかくこだわりがなくなりました。
というか元々、我が強すぎる人間だったので、ノーマルになっただけ、ともいえます。
絶対この場で写真を撮りたい!!とも思わないし、絶対にこれを食べなくてはいけない!とも思わない。
「まあいっか」で済ますことの多さ・・
良くも悪くも、我がなくなったなあと旅に来てより一層感じます。
③早く家に帰りたい
今の日常から抜け出したくて、お金と時間をかけて旅に出たはずなのに、とにかく自分の家に早く帰りたいなあ・・と旅をしていて一日に何回も思います。
以前と違って、日常で身近にいてくれている人、家族、スタッフも格段に増えたので、あー早く東京に戻って色んな話をしたいな~・・私は一人で何をしているんだろうか・・と思う瞬間が増えました。
何をしにきているんでしょうか・・・?爆笑
それでも旅を続ける理由
当初の予定がなくなったし、思っていたよりひとり旅が楽しくない・・ということに気が付き、帰りの便を早めようかなあ・・何度か考えました。
ですが、旅をいまも続けています。
帰ろうと思えば、いつでも変更はできるし、まだ少なからずの好奇心があるうちは旅を続けようかな、とも思います。
おかげさまで、会社の運営は大きな問題もないようだし・・!
みんなの能力が高く、自立しすぎて、いよいよ私はお給料を払うおばさん、でしか居場所ががなくなってしまったらどうしよう、という不安は自分の会社ながら、あります。
今回の旅の目的をあえて挙げるならば「次の一手を考える」。
9年前より事業規模や関わる会社、社員も増えてはいるけど、東京にいても日々感じること。「小さくまとまちゃってるなあ~・・」
海外にくると余計にそう思います。
40歳。若くはないけど、今ならまだまだできる気がする。
30代は自分ができる範囲で挑戦して、想像もしていなかった規模にもっていくことができました。
40代。30歳のときにいなかった仲間もいる。
まだまだやりたい!という気持ちが、安定した日常にいると薄れてきてしまうことに気が付き、で旅に出ました。
まだまだこれから、なんかやりたい!
そんな気持ちがほんの少しだけ芽が出てきた一週間目。
これから出会う感情が楽しみでもあるので、旅はあと二週間、続けてみます。
こちらのnoteにあげるほどでもない、旅行記(くだらない独り言です)はこちらで更新しています♪
もしよろしければ覗いてもらえると嬉しいです^^
久賀田有紀
株式会社マニクリエーション代表取締役
一般社団法人海外ネイル協会代表理事
教員からネイリストに転職。
ネイルサロン勤務・NYインターンを経て2013年ネイルサロン「maninail」開業。
2015年より一年間、フランスパリにて活動のち2016年再開。
ネイルサロン9店舗経営、海外ネイル協会運営、シニアネイル事業の監修を行っている。
女性支援の事業を通してジェンダー格差のない社会を作ることが目標
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