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健気なイチョウ

秋には黄色に染まり、季節の移ろいを楽しませてくれるイチョウも、なぜかある期間(記憶では2年に1回とか)が経つと、枝がバッサリと伐られて、何とも寂しい感じになる。

葉が全くない冬の樹木も寂しさは感じるけれど、枝を伐り落とされた姿は少々切なくなる。そんな間伐されたイチョウも、春になると少しずつ緑の葉が育ってきて、その姿は何とも健気で可愛い。

街路樹としてはあまりにもメジャーな樹木だけど、恐竜全盛期には存在していたり、意外にも絶滅危惧種に指定されていたりと、調べてみると知らないことが多い。

だいぶ大人になってから、イチョウの葉にはオスとメスがあってカタチが違うと聞いて驚いたことがある。ただ、それも俗説ということを知り、こんな身近にある植物でも知らないことがいっぱいあるんだなと、短い枝から育つ葉を見て感慨深くなった。



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