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布用ボンド「裁ほう上手」で名古屋の大型生地店「大塚屋」の紙袋風マイバッグを作ってみた

みなさん、ぬのにちは!
noteを1年近くほったらかし、久しぶりに訪れたら「デイリーポータルZ×note やってみた大賞」を開催していることを知ったのが8月15日。
締め切りまで1日もない中で一部の人にしか通じない挨拶をしている場合ではないが、これは後ほど説明させてほしい。

布用ボンド「裁ほう上手」とは?

みなさんは、布用ボンドをご存知だろうか?
数年前から販売されはじめ、手芸店のみならず、スーパーやコンビニでも見かける商品である。
有名なのはコニシの「裁ほう上手」。数年前にテレビCMをやっていたのでご存じの方も多いだろう。
裾上げ、アップリケ付け、小物、バッグ、エプロンがミシンなしでできるというのだ。

私の趣味は手芸全般なので、「裁ほう上手」を使うのは裾上げや装飾に使うことはあっても、バッグなどを作ることはなかった。
ただ、いくら手芸が好きでもミシンを出すのが億劫なときもある。
一度、布用ボンドだけでバッグを作ってみたいと思っていたのだ。
今から取り掛かるのにちょうどいい。まるで夏休みの宿題に追われている子供のようだ。

名古屋の大型生地店「大塚屋」とは?

ボンドは「裁ほう上手」のチューブタイプ、生地は以下のものを使用した。
名古屋にある大型生地店「大塚屋」で昔から使われている包装紙(紙袋)の柄の生地である。

名古屋出身の私は高校と専門学校は服飾課程を専攻していて「大塚屋」にはよくお世話になった。遡れば幼少期母に連れられ帰りに近くのたこ焼き屋でたこ焼きを食べたのは懐かしい。(しかもそのたこ焼き屋は現在もあるらしい)都民の方に説明するなら「オカダヤ新宿店」に似ていると言えば話が早いだろう。
そんな大塚屋は生地を買うと包装紙に包んだ上に紙袋に入れて渡してくれた。その包装紙及び紙袋のデザインは40年以上同じなのだ。

名古屋出身、東京に出てきておよそ四半世紀経つ私には「ノスタルジック」
若い方には「エモい」のだろう。3年ほど前に70周年を記念して作られた「包装紙柄の布」は大好評で何度か増産していた。

で長くなってしまったが、冒頭の「ぬのにちは!」の挨拶である。「大塚屋」のブログやSNSで交わされる挨拶なのだ。私が利用していた頃にはなかった挨拶だが、布好きの私は気に入ってしまったので、使ってみることにした。

いよいよ制作開始!

布用ボンドで作るバッグは紙袋を作るように作れば重さに耐えられるのではないかという仮説を立て、紙袋をベースに作成してみようと思う。
現物の紙袋を解体して型紙にするのが一番早いので、サイズ感がちょうどいいい「GU」の紙袋をベースに作成。

解体した紙袋を生地の上に。袋の口の部分だけ3.5㎝の縫い代(のりしろ)をつけて裁断。

簡単に展開図を貼り付けの順番を記しておく。

持ち手の作成両端から2.5㎝折り、折った面にボンドを塗り、半分にする。
あて布をしてアイロンでしっかり接着する。

本体は横→底面を接着。

袋の口は1㎝、2.5㎝と折る。取っ手の端から1㎝ボンドをつけて袋の口に差し込むように入れて接着。

取っ手の折口にボンドを塗って接着。取っ手を折り返し、接着して完成。

完成!そして実験。思わぬメリットも。

実際に重いものを入れてみた。500㎖のペットボトル4本約2キロを入れてみる。

底は抜けず、取っ手も取れないのでひとまず成功

思わぬメリットはたたんでみるとすごく薄い。エコバッグの使用だったらこのタイプをお勧めしたい。コンビニ弁当を入れるマチ広めのエコバッグを作るのもいいかもしれない。

洗濯したらどうなるのかまで見る時間がなかったので、引き続き検証をする必要があるが、結論として布用ボンドでバッグが作れるようだ。紙なのにある程度の重さに耐えられる紙袋の形状で作ったというのもあるが、のりしろの幅をある程度広くすることも布用ボンドで作るコツかもしれない。

制作時間は約2時間ほど。裁縫が苦手な人でも布用ボンドとアイロンで布小物ができるので、ぜひ試してみてほしい。もし、お子さんの自由研究で行う場合はアイロンのやけどに注意!

#やってみた大賞  #作ってみた #やってみた #夏の自由研究








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