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人生の過ごし方


この記事のポイント

人生を豊かに過ごすなら、にこやかにおだやかに過ごしましょう。難しい?そりゃそうです修行ですから。最初からあきらめず一緒に頑張りましょう。

今、あなたの人生は充実していますか

最近、世の中ギスギスしていませんか?大らかさがなくなったというか、店員は店員で100点でなければならず、芸能人や識者は人として優等生でなくては許せない。
なんかみんな目がつり上がって、正しい行いしか許さないとなってきています。
毎日の仕事や学業、生活どれをとっても楽なことなどありません。せっかくの休日も休日と呼んでいいやら、、、

お釈迦さまはこうおっしゃった

人生の過ごし方について、お釈迦様は『大無量寿経』で触れておられます。「和顔愛語(わげんあいご)」と言いますが、おだやかな笑顔と思いやりのある話し方で人に接しなさい。こうおっしゃってます。
身の振る舞い、口から出る言葉、心の中の思いなど
身(しん)・口(く)・意(い)の三業(さんごう)を慎むようお教えです。
怒鳴られたから怒鳴り返し、殴られたから殴り返し、相手にバカにされたからココロの中で相手の悪口を想像するそういったことを戒められています。

ちょっと解説

菩薩になるための修行法を「四摂法(ししょうぼう)」といいます。摂は、とりおこなう、おさめるという意味ですから、4つの執り行うべき修行を収めることが菩薩への条件ということです。羅列すると

  1. 布施(ふせ)・・・物質的、精神的に得たものを独り占めしないで、分かち合うこと。

  2. 愛語(あいご)・・・優しいことば、慈愛に満ちたことば、愛情のこもった ことばをかけること。

  3. 利行(りぎょう)・・・見返りを求めずに、人のためになることをする。

  4. 同事(どうじ)・・・相手の立場に立って、物事を行うこと。

まとめると

みんなで協力し合い分かち合い、あいての立場に立ち、愛情のこもった言葉をかけ、他人の考えや言動に左右されず、人のためになることをする。
間違ってはいけないのは、他人によく思われたいと思い媚びへつらったりすること。あくまで自分をコントロールし無理せず行えるようにするのです。

おわりに

今は、昔の日本と違って、自己主張ばかりに重点をおき、勝つのが正義となってしまいました。でもそんな肩肘張った他人行儀な砂上の楼閣はいずれ崩れ去ります。
お釈迦さんがおっしゃるのは、今の世には儚いけど、とても大事なこと。
我々手を合わせる人間は、お釈迦様の時代からこの先ずっとこの教えを守り、生きる姿を周りの方に見ていただく。これが修行で、これが大事なことなんです。

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