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日本語教師の結婚

久しぶりにノートを書こうと思う。
この数か月、自分の人生に少し集中する時間を作った。

子どもの世話や家事に追われて、この2年はフリーランスの日本語教師としての仕事にも追われて、たくさんの気持ちを無視してきた。

やっと一息つけ時期に入ったので、
また自分の息抜きのために書いていきたい。


さてタイトルにあるように、今回は日本語教師と結婚について書いていきたい。
私自身は結婚5年目。
まだまだ結婚のなんたるかはわかっていないひよっこではある。
ただ、ただね。

独身の年上の日本語教師の先輩たちも多いなか、
結婚を戦略的にすることも全然悪くないんだと誰かに届いてほしくて、
実生活で発言したら角立ちまくるであろう話題を正直に話したい。


日本語教師は、一般的にあまり稼げる職種ではないとされている。


それでも今も日本語教師をやっているのは、
子持ちになった今、日本語教師としての「旨味」が現れてきたと感じるからだ。
日本語教師のフリーランスや非常勤は、働く時間の設定を自分でできることが多い。
また「時給にしたら200円くらいだよ~」と準備の時間も入れて言う人もいるが、準備したものなんて何度でも手直ししながら使いまわせるし、
授業準備の辛さなんて、育児に比べたら、ね・・・???
私は夜中授業準備するのが今や何よりも癒しになっています。(そしてそんなに時間もかけていないので楽です。)


さて、でもそれが叶うのはどうしてか?
それは私が常勤じゃないからです。
私は常勤として働くのは、20代までだな、と20代で常勤をしているときかんじていました。当時ブラック学校勤めだった私は、毎日が大変すぎたのです。
結局常勤時代に体調を崩し、非常勤になりました。
それで学校自体も変えたし、掛け持ちもしてたけど、仕事の負担は大幅に減ったのに、なんだかんだで年収はほぼ同じでした。


そして、20代後半のある日、私は思いました。
「このままじゃわたし、貧困女子になる」と。当時このワードは流行っていました。
仕事が向いている人もいる、仕事運がある人もいる。
そういう人はメンタルから、コミュ力から何から何まで私とは違う。
けれどそれは、私のせいってわけじゃない。
自分を責めてもしょうがない。向上できないフィールドっているのがあるのだ。でも日本語教育の仕事はずっとやっていきたい。そういう熱意だけはありました。
そんなわたしに残された道は「婚活」だけ。
結婚すれば、大丈夫。
結婚が唯一の生き残れる道だと思ったのです。


そして、私は1年間と期限を決め、婚活をしました。
もし無理そうならまた海外に行こう。そっちで働きながらまた考えよう。
そんな風に考えました。

結果として、運よく婚活で良いパートナーと巡り会えたので
自分の理想の生活に最短ルートで来ることができたと感じています。

きっと20代の頃の私とは、お金に対する考え方が全然違う。
日本の経済状況も悪化している。
でも仕事をどんなスタイルでやっていきたいかを軸に考えたら、
ちゃんとその通りになった。

今、周りに自分よりずっと若い日本語教師の先生が増えてきて
ときどき結婚生活について聞かれたり
恋愛相談をされたりしている。

そんなとき、いつもはっきり言うことは避けているのだけれど、
日本語教師をやっていきたい20代にとって結婚はすごく重要なポイントだし
どんなスペックの人と結婚するかで、
その後の仕事人生も変わるよなあって本当は思ってる。

どんな仕事でもいいとか
家計が大変そうなら常勤でもOKと考えてる人は好きに決めるのが良いと思う。でも、私みたいに「日本語教師をずっと続けていきたい」「ずっと非常勤だけでやっていきたい」とお考えの方・・・ぜひ彼氏を、婚活相手を、シビアに検討することをおすすめする。


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