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2021年上半期のお気に入り本10選

お疲れ様です、青猫です。

タイトル通り、上半期に読んだ(発売された、ではありませんが……)の本の中から、お気に入りの10冊をご紹介していきます。


「透明な夜の香り(千早茜)」

調香師と家事手伝いの恋愛とも友情ともいえない関係を丁寧に描いた小説です。出てくる料理が美味しそう 笑。


「愛されなくても別に(武田綾乃)」

強炭酸のようなクールな青春小説。ビターな感じですが、爽快感もあり気に入りました。


「女生徒(太宰治)」

はじめて読みましたが、女子学生の気持ちを太宰はなんでこんなによくわかるんだろうと笑いつつ読みました。面白かったです。


「ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ)」

湿地で起きた殺人事件と湿地での青春物語。圧倒的な大自然の描写が素晴らしかったですね。


「密やかな結晶(小川洋子)」

『その島では物の記憶が消えていく』。特殊な設定にもかかわらず、ぐいぐいと読ませるのは流石。結末に打ちのめされました。


「透明人間は密室に潜む(阿津川辰海)」

透明人間による殺害トリックは圧巻。個人的には「六人の熱狂する日本人」がお気に入り。


「この春、とうに死んだあなたを探して(榎田ユウリ)」

恩師の死は自殺か、他殺か? 人生を『ちゃんと』生きていくことについて、前向きになる力をもらえる小説です。


「黄金の烏(阿部智里)」

八咫烏シリーズ第三巻。物語が大きく動き出しました! 四巻も流れるように購入。今、最も続きが楽しみな小説です。


「罪悪(フェルディナント・フォン・シーラッハ)」

大好きなシーラッハの短編小説。「雪」がお気に入りです。なぜ老人は無実の罪について、黙秘を続けるのか? 老人を待ち受ける未来は?


「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学(ハイディ・グラント・ハルバーソン)」

小説というより、ビジネス書。『成功者は成功を信じている。ただし現実的に』という言葉が印象に残った。


以上、10選でした。

読者さんの10選もぜひ教えてくださいね。

それでは、また次の記事で。

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