プロライターが配信でAIのべりすとと小説書いてみた「新宿チョコレートダンジョン」

概要

こちらの配信でAIのべりすと(https://ai-novel.com/index.php)を使って、ライブで掌編小説を書きました。
思いのほか楽しいものが出来上がったのでnoteでシェアします!

新宿チョコレートダンジョン

バレンタインデーを迎え、湧きかえる夜の新宿。
赤と茶色に彩られたネオンが街を飾り、
人々はチョコレートを贈ったり貰ったりしながら
さもそれが当然であるかのようにふるまっていた。

だが諸君は知っているはずだ。
道一本入ればそこには闇――すなわちリバース・シンジュクが広がっていることを。

この国がバレンタインデーに消費するチョコレートは約1000億トン(大嘘)であり、
その実に9割がリバース・シンジュクの奥地にある暗い迷宮
「チョコレートダンジョン」からデリバリーされていることはもはや公然の秘密となっている。

しかし、人々はその事実から目を背けている。
そんな危険な場所に踏み込む愚か者は、存在しないことになっているからだ。

それでも「彼ら」はチョコレートダンジョンに挑み、
あまたの危険を乗り越えてチョコレートを人々に届けていることは間違いない。

これは、そんな表向きには存在しない命知らずの冒険家
“チョコレート・エクスプローラー”たちの雄姿をつづった物語である――。

--------AIここから--------
***
(――ああもう……何度繰り返しても緊張しますね)
私はそう独りごちると、大きく息を吐いた。
時刻は夜十時。いつものように私達は 新宿中央公園の片隅にて落ち合い、作戦開始前のミーティングをしている最中だった。
ただ、普段と違い今回は事前にある程度段取りをつけてある。
--------AIここまで--------

「で、どこまで潜るんだ?」
襤褸をまとい、その下に着たカーボン/特殊プラスチック複合装甲(UNIQLO製)を隠したベテラン冒険者が問いかける。
彼は普段ホームレスのようにふるまっているが、裏都庁から認可を受けた1級のチョコレート・エクスプローラーだ。
私は今回、何としてもチョコレートを持ち帰らなければならない理由があり、彼に協力を依頼したのだった。
「とりあえず、第3層まで。目当てはチョコレート・ドラゴン・エッグです」

--------AIここから--------
私はあらかじめ準備しておいたデータカードを手渡す。
それは今回のミッションで使用する装備や消耗品が記載された資料だった。
第5層の探索にはまだまだ遠いし、第一私のスキルレベルだとそこまでの物資を確保することは難しい。
ならばどうするかと言えば答えは一つだ。
(やっぱり、こうなりますよね)
手渡されたカードの束を確認していた男は、
--------AIここまで--------

フッとメビウスーーもっとも、彼はまだマイセンと呼んでいるが――の煙を吹かして笑った。
「いいだろう。収穫の半分で手を打とう」
「……足元を見られていますね」
「当たり前だ。第3層と言えば明○や○永の社員も潜ってる激戦区だからな。
モンスターならまだしも、ほかの冒険者と出くわすリスクがでかい。当然の対価だと思うが」
彼の言うことは正しい。
ゴ○ィバやモー○ァルトなど、高級志向のチョコレートメーカーはもっと奥にもぐっているが
第3層はバン○イを含め、一般的な大手メーカーの狩場になっている。
私のような普通のエクスプローラーがチョコを狩る余地など、常識的に考えればない。

--------AIここから--------
まして私が欲しいのは通常のドロップではないのだ。
私は、目の前に立つ冒険者に向けて頭を振った。
そしておもむろにスーツを脱ぎ始めると、その下の衣服に手をかけた。……一瞬、男が驚いたように身をすくめるのを感じる。
別に脱いだところで問題はないはずなのに……変に恥ずかしい気持ちになった。
***
--------AIここまで--------

「……」
第2層。
私たちはチョコが詰まったクッキーのコアラが、列をなして闊歩するのをやり過ごしていた。
道中、若干気まずい沈黙が流れる。
スーツの下に身に着けていたものが、全身をチョコで覆い、リボンを巻き付けただけにしか見えなかったからというのもあるかもしれない。
しかし、これは「プレゼントが私」などという体をはったジョークではない。
チョコレートダンジョン第6層のドロップ防具、『ラッピング・マイセルフ』……
この恐るべきお菓子の迷宮で最も恐ろしいトラップから身を守るための防具なのである。

それは――

「ギャーッ!?!!?!?」
第3層に入ってすぐ、先行していたどこかの企業のエクスプローラーが床の下に「呑み込まれた」。
周囲に甘いバターとミルク、そしてカカオの香りが立ち込める。

これこそ、チョコレートダンジョンで最も恐ろしいトラップ。
その名も「底なしのホットチョコレート沼」……煮えたぎるホットチョコレートの熱によって、床の板チョコが解け、それに気づかず踏み抜いたものを天国のような地獄にいざなう死の罠である。
第3層での死因の実に8割がこれだ。

--------AIここから--------
残り二割?察してほしい。……だが私にとっては都合が良いともいえる。
(……これで少しの間時間が稼げました)
『底なしのホットチョコレート沼』が消えた瞬間にダッシュで駆け抜けると、そこには宝箱が落ちていた。
中にはやはりドラゴン・エッグが入っているが……問題は戻りだ。
--------AIここまで--------

「来たぞ、チョコレート・ドラゴンだ!」
同行していた男がそう叫びながら、身の丈ほどもあるト○ポを構える。最後までチョコたっぷりで非常に威力がたかいのだ。
私はこの防具を買って手持ちがなくなっていたため、武器と言えるものは極細のポ○キーとバッグの中の「切り札」しかない。
『チョコオオオオ!(大声)』
チョコレート・ドラゴンが甘い匂いとともに雄たけびを上げる。むせかえるような砂糖と焙煎カカオ豆の香りがあたりに充満した。
「くそっ、これじゃ近づけねえぞ! 一瞬気を引いてくれれば、このト○ポで喉元に風穴をあけてやれるんだが……」
「私に考えがあります」

--------AIここから--------
「何……?」
私は鞄の中から、小さなカプセルを取り出した。中身を手の上にこぼすとそれを指先に付け、口に含む。
甘さの中にほろ苦さと香ばしさが同居する独特の風味が広がる……。
……そうだ、あの人と一緒に飲もうと思って、昨夜コンビニに買いに行ったんだ。
「それ」を飲むたびに思い出す。私がチョコレート・エクスプローラーになった理由を。
--------AIここまで--------

強烈な酒精とともに私は極細のポッ○ーを構えて吠える。
「ラミー----!!」
私はドラゴンの口に向かって○ッキーを突き入れた。
2本。3本。50本。えびらに忍ばせていたポッキ○を突き入れていく。
シェアしやすいのが極細のいいところなのだ。
『ポッキー---!!』
口いっぱいにポ○キーを頬張ったチョコレートドラゴンが叫びをあげる。
その瞬間を隙とみて、男はドラゴンの喉にトッ○を差し込んだ。
ドラゴンはその巨体に対して、皮のチョコレートの厚さはわずか数センチしかない。だが、その点トッポはすごい。
最後までチョコたっぷりなので、中空になったドラゴンの喉に直接カカオ99.9999%のチョコレートを流し込み死滅させることができるのだ。

--------AIここから--------
やがてチョコまみれのドラゴンは、床に沈んだまま動かなくなった。
私たちは手早く戦利品を回収すると、地上への帰路に就いた。
***
--------AIここまで--------

「それで、そのチョコレート・ドラゴン・エッグはどうするんだ?」
戦利品を背負ったベテラン冒険者に問いかけられる。
「……恋人にあげるんですよ」
「そいつは気合の入ったプレゼントだな!」
男はひとしきり笑うと、その場を立ち去った。

--------AIここから--------
こうして、私は無事にミッションを完遂したのだが、結局私はチョコだらけになってしまった。
帰り際、例の冒険者に引き止められて一緒にシャワーを浴びたのも災いし、身体中に白いリボンを巻き付けたかのような状態になっている。
(でも……)
ただひとつ。
チョコを纏ったその身には、いつもより強い力が宿ったように思えた。
--------AIここまで--------

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