モンテッソーリの観察について
マリア・モンテッソーリの観察
モンテッソーリ教育の創始者マリア・モンテッソーリ は、全てを観察によって生み出しました。医師であった、彼女はきっとかなり鋭い観察力をもっていたのでしょう。
『敏感期』を代表する様々な理論も、色とりどりの沢山の教具も、目の前にいる子どもの観察から考えたと言われています。
例えば、観察の結果、床のパンくずで遊ぶ障害児は、卑しいのではなく、手を使いたいのだ、と発見しました。
観察は常に、私達に色々なことを教えてくれます。モンテッソーリ園では、先生は常に子どもを観察し、様々なレッスンプランを組み立てていきます。
でも、気を付けないと私達は、身体は子どもと一緒にいても心はどこか別のところにいる、返事はしてあるけど目線はスマホから離せないなど、実は子どもを見ているようで見ていない、ということはよくあると思います。ではどうしたらいいのでしょうか?
観察するためのポイント
それにはいくつかポイントがあります。
➀主観をいれないで客観的に事実だけを見る!
あの子はきっと○○だろう、○○できないだろう!などの思い込みを捨てて観察するとあらたな気付きがあります。
②他のことをしないで見ることだけに集中する!(過去や未来ではなく、「今、ここ」に自分が存在する。)
難しいと思いますが、クラスでもちょっと保育から抜けて観察だけに充てられる時間があるとベストです!おうちでもちょっと家事の手を休めて、子どものありのままの姿を見られる時間があるといいですね!
③観察した結果を、メモしておく!
観察中や直後に見たことをメモしておくことで、後から見返すことができます。
よかったら、今日から少しだけ、一日に15分でもいいので、目の前の子どもの様子を客観的に観察してみてください。
例えば、
・いつもファスナー の開閉を難しがるけど、どこでつまずいているんだろう
・おもらししてしまう前にはどんなしぐさや、表情をしているだろう
・3本指は、今どれくらい使えているだろう
・いつも不機嫌になる前に、どんなことがあってそうなるんだろう
・どんなものに興味を持っているかな
など
観察によって子どもを理解することは子どもとの信頼関係も深めてくれます!
自分の内側の観察
ちなみに、子どもの観察だけではなく、自分の内側の観察もしてみるといいと思います!
★あの人と会うとその場では楽しいのに、後でどっと疲れる。
★こういうことをすると、気分がよい。
★今日は、こういう体調た。
など
自分を大切にするためにも、観察は欠かせません!
観察 漫画
最後にマンガでご紹介します!
今後も漫画などでモンテッソーリ教育を伝えていきます。皆様にとって参考になりましたら幸いです!
あべようこ
モンテッソーリの小学校教育を受けられる教室オープン準備中です!
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著書
「マンガ ママひとりでするのを手伝ってね!」
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309248684/
「0歳と1歳のモンテッソーリ子育て」
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309249308/
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子育て中のママパパに役立つような情報を書いています。 これからも頑張りますので応援お願い致します!! 保育士、モンテッソーリ教育資格者(0-12歳)、おもちゃコンサルタント、おむつなし育児アドバイザー。