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モンテッソーリ小学校教育~アート~①理論と環境

私がモンテッソーリの小学校課程のトレーニングを受けていた時、とても印象的だったことがあります。

それは、トレーナー(教師を養成する教師)が計算などを紙に書く際、その都度、綺麗なデコレーションをするんですね。もう、こちらが息をのむくらいに美しいデザインを次々にするんです。色も黒い鉛筆以外にも使います。

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何かやたら、ちょこちょことデザインするんです、方眼紙ノートを。

それは、普通の小学校だったら「算数の授業に関係ない落書きやめなさい!」と先生に怒られそうな感じなんですが、実に美しいんです、デコレーションが。(画像は私が真似して描いたものなのです。もっと上手でした。笑)

思わず真似したくなるような字、そしてデザイン。きっとそんな先生が傍にいたら、子どもも思わず真似して書いて(描いて)みたくなるし、何かを書くのが好きになるだろうな、と思いました。

それは「子どもにとってのアート活動」をちょこちょこと、分野を超えて、紹介していたということが後で分かりました。必要最低限に書くのではなく、できるだけ手を動かして運筆の練習をしたりする。

児童期になっても、子どもが手を動かす機会をとても大事に考えているんですね。

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アートの持つ意味

モンテッソーリ教育のおける「アート(絵を描くことをはじめ、芸術活動)」は幼児期とそして児童期両方において大変重要なものと位置づけられています。

自己表現の一つとして、インファントコミュニティ(1歳半~3歳の未就園クラス)やプライマリー(幼児クラス)でも様々な形で行ってきました。

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アートで育まれるのは、物事をよく観察して見る目、思い通りに動く手、そして何か感じられる精神

そしてそれは小学生になっても同じで、絵を描いたり芸術的な活動をすることは、自己表現人格形成のために大切な活動です。数や言語の勉強と同じくらい。

モンテッソーリの小学校教育は、各分野が密接につながっているのが一つの特徴です。

歴史では古代の人々の絵はどんなもの?ピカソやゴッホってどんな人だったなど。
・生物では、生き物や果物を観察して描く。
・地理では、実験した様子などを観察して描く。
・計算でも、その過程を色をつけて描く。などなど



通常、アートは「図工」や「美術」の時間にのみ行うものですよね。モンテッソーリ教育の児童期のアートは「ありとあらゆる場面」で出て来ます。

実際にどんな場面で登場するか、以下でご紹介していきます!

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